雇用格差の問題も!彼らが職業を聞かれてうそをつく理由
職業を聞かれるのが嫌な人も多いが、聞かれたらなにか答えなければいけない。ただ面倒だから、とうそをつけば、さらなる面倒に発展しそうだが…。
そこでしらべぇ編集部では、「職業を聞かれて、うそをついたことがある」かどうかの調査を行った。
結果は2割程度と多くはないが、うその職業を伝えたことのある人は存在している。
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■求職中に合コン!職業を聞かれ「社会人」と答える
男女別でも見てみよう。
女性よりも男性のほうが、自分のしている仕事をでたらめに教える人が多い。未だに男性にとってのステータスは仕事だと考える人がおり、それに対して見えを張ってしまうのかも。
編集部の取材に応じだ20代男性。仕事を辞めた後の求職中、合コンに誘われた。
「乗り気でなかったのですが、どうしてもと言われ参加。女性に職業を聞かれたときには会社員と言って、適当に話を合わせていました。仕事をしていないことに、少し引け目を感じていたので」
女性は会話の糸口として聞いたのかもしれないが、彼にとっては重い質問。
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■結婚をしていると職業を偽らなくなる?
結婚の有無でも、差が見られる。
結婚をしていない人のほうが、うその職業を教えた経験が多いのだ。認めてくれる人がそばにいることで、独身時代よりも他者からの評価が気にならなくなるのだろうか?
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■うわさ好きのご近所さんへの対処法
職業別では、次の3つをピックアップして見てみよう。
無職・家事手伝いとパート・アルバイトでは、2割程度。一番少ない専業主婦(夫)と比べると、10ポイント程度も差がある。
仕事をしていない人や非正規雇用の中には、周囲の目を気にして職業を言いたくない人もいるだろう。ついうそを答えてしまう気持ちも理解できる。
取材に答えた実家暮らしの20代女性は、飲食店でアルバイトをしているフリーター。
「近所のうわさ話が好きの人に職業を聞かれたので、雇用形態は言わずに『接客の仕事をしている』とだけ伝えました。うそではないですし…。フリーターと知って、変な尾びれをつけて広められるのも嫌ですから」
うそをつくのは、いいことではない。しかしあまり親しくもない人の職業を深く聞くのも、考えものだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20代~60代の男女1,358名 (有効回答数)