話題の『逃げ恥』vs『地味スゴ』　両方観ている人の意見は？

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』（TBS系）と『地味にスゴイ！　校閲ガール・河野悦子』（日本テレビ系）が何かと比較されている。

視聴率が拮抗している中、劇中の他番組パロディやエンディングのダンスといった話題性の豊富さから、今のところはやや『逃げ恥』が一歩リードしている印象が強い。

ヒロインの新垣結衣・石原さとみの女優対決、相手役の星野源・菅田将暉の俳優対決も、芸能ニュースを賑わせているが、実際のところ視聴者はそれぞれのドラマをどのように捉えているのだろうか。

しらべぇでは、『逃げ恥』と『地味スゴ』の両方を観ている視聴者に取材してみた。

■『逃げ恥』は男女両方の理想が詰まっている

「『逃げ恥』『地味スゴ』の両方観ていて、どちらも本当に面白いと思います。ただなんとなく『逃げ恥』のほうが話題になりやすい理由は、女性ファンだけではなく、男性ファンも掴んでいるからかと。

ドラマを見るのは女性が多いと言われていますが、星野源演じる平匡さんに共感していたり、羨ましがっている男性は周りに多いですね。

ガッキーと同棲って設定自体も、男性なら食いつくポイントだと思いますが、ガッキー演じるみくりの性格の良さも重なって、周りの男性は余計に夢を見ている感じです。

そうなると普通は、女性側がシラケるようなケースもありますが、『逃げ恥』の場合は女性にも共感できるポイントや理想が描かれている。

専業主婦に憧れる女性は多いですが、今の時代では現実問題として難しい。お金を貰えて、家事をするという女性の夢も詰まっているので、やっぱり『逃げ恥』のほうが好きですね」（30代・女性）

男性と女性両方の夢と理想が描かれていることを背景に、『逃げ恥』は女性だけでなく、男性の人気も獲得しているようだ。

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■『地味スゴ』は年代問わず女性に人気

「両方のドラマを観ていますが、『地味スゴ』のほうが好きです。

理由としては、通常の職場では有り得ないと思うくらい、石原さとみ演じる河野悦子がズバズバと物を言うのが爽快で、職場で溜まるストレスをふっとばしてくれる感じがするから。

ちなみに娘は、菅田将暉演じる幸人くんがタイプだから『地味スゴ』のほうが好きだと言っています。

『逃げ恥』の星野源演じる平匡さんみたいなタイプは職場にたくさんいるけど、幸人くんみたいな、イケメンなのに一歩引いている人が周りにいないからと。

親子ともども『地味スゴ』のほうが好きでが、旦那は観ないですね。“ガッキーが可愛いから”と、『逃げ恥』だけ観ています」（50代・女性）

女性ががんばって働く姿を描く『地味スゴ』は、年代を問わず女性ファンの心を掴んでいる様子。

どちらのドラマの「推し」ポイントも興味深いが、ストーリーもそろそろ終盤へ向けて盛り上がってきている。

視聴率だけでなく、視聴者の満足度など、今後も何かと比較され続けそうな2作品だけに、やはり「どっちも」観て、その比較も楽しむのが正解といえそうだ。

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（取材・文／しらべぇ編集部・ニートgoma）