体育の時間から消えたブルマの記憶 涙ぐましい「はみパン」対策
今や、体育の時間に女子が履く体操着は、ショートパンツやハーフパンツが主流。しかし自分が学生の頃には、ブルマを履いていた、という女性も多いはず。
しらべぇ編集部は、全国の20〜60代の女性691名に「ブルマを履いたことがある」かについての調査を実施。全体では、69.2%の女性がブルマを履いた経験があると回答した。
■20代がブルマとショートパンツの境目世代
年代別では、やはり20代が少なめになっている。
ブルマが女子の体操着として広がったのは、1964年に開催された東京オリンピックといわれている。そしてブルマが学校で使用されなくなったのは、1994年から2005年にかけて。
アンケートの対象者は、ほとんどがブルマを経験している。ただ20代は、ブルマからショートパンツやハーフパンツに移行した世代。割合が半数を切るのも、境目に生きた証であろう。
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■ブルマははみパンとの戦い
ブルマが廃止になった背景には、性的な対象として見られるようになってしまったからである。
体にフィットし、足のほとんどが露出。女子高生やさらに若い女子が着用していることから、それらに趣味を持つ男性が興味の対象に見るようになってしまった。
「体育の時間に、学校の外から撮影している男性がいた」(30代女性)
一部にはブルセラショップで、自分が履いたブルマを売ってお金にしている女子高生もいた。
さらにブルマは、女性にとって大きな問題が発生する。
「やっぱりブルマといえば、はみパンでしょう。はみパンしてたら、あまり親しくない子や他のクラスの子が教えてくれることもあった」(40代女性)
はみパンは、ブルマの裾からパンツがはみ出す状態を指す。
「はみパン対策として、体育の時間はパンツをおしりに食い込むくらいに引っ張り上げていた。気持ち悪いけど、はみパンをしないにはこれしかないと思って」(30代女性)
涙ぐましい努力である。
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■ブルマを履いていた女性たちの感想は?
女性たちは、ブルマを履かされてどんな気分だったのだろうか。
「みんなが履いていたので、そんなに気にならなかった」(30代女性)
このような意見の一方で、途中でブルマを履くことになるとやはり抵抗があったようだ。
「私はショートパンツの小学校から、ブルマのところに転校しました。体育の初日は、とても恥ずかしかった記憶があります。ブルマでなければならない理由が、まったくないですよね」(40代女性)
現在でも性的な対象としては、人気が高いブルマ。それを考えると、ショートパンツやハーフパンツへの移行は正しい選択だったと言えるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の女性691名 (有効回答数)