労働大国日本!でも勤務中に寝ているのはアノ人たちだった
ランチ後の眠気に悪魔的なパワーがあることは、だれもが知っている。休日なら欲求に従うことも許されるが、仕事中ともなるとそうはいかない。
日本はおもてなし精神から勤務態度に厳しい視線が注がれる。しかし、しらべぇ編集部が全国の働いている男女686人に調査を実施したところ、全体の4割が勤務中に寝た経験があると回答した。
真面目な国民性の割にはこっそり休んでいる人もいるようだ。
勤務中に睡眠をした経験のある男女に話を聞いた。
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■二日酔いで
「営業職は飲み会も体育会系。二日酔いで業務に手がつかない様子を見た上司から『仕事の能率が下がるくらいなら1時間休んで来い』と言われ、近くの公園へ。
ベンチで眠ったところ回復し、午後からは調子を取り戻せた」(30代男性)
結果的に成果が上がったなら上司の指示は正しかったのかもしれない
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■連日の激務で
「いわゆるブラック企業に勤めていた時。連日の残業と仕事のプレッシャーで疲労がピークに…。フラフラとオフィスから逃げ、だれも来ない倉庫で眠りに落ちた。
戻ると上司に『どこに行っていた』としつこく聞かれたが『寝ていた』なんてとても言えなかった。何年もこの生活を続けるのは無理だと思い退社した」(20代女性)
ワークライフバランスの推進が提言される中でもやはり存在するブラック企業。寝る間も惜しんで働いた結果、勤務中に寝てしまうとは皮肉である。
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■階級が上がるほど居眠り率が上昇
年代別に調査結果を見てみると、年を重ねるごとに割合が高くなる。
年収別結果でも年収1,000万円を超える人の過半数が収入を得ながらスヤスヤしていると発覚した。
偉くなればある程度の自由は許されるのかもしれない。高所得な上に仕事中におねんねできるなんてまったくいい御身分である。
生きていくために必要な労働と睡眠、ふたつのバランスを私たち自身未だ決めることできずにいるのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・大久保彩乃)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年10月21日~2016年10月24日
対象:全国20代~60代の働いている男女686名(有効回答数)