「新社会人へのアドバイス」が的確すぎと話題「逃げるが勝ち」
2017/04/04 17:00
4月が始まり、今年も多くの新社会人が誕生した。やる気と不安で胸いっぱいであろう彼らに対して、Twitter上ではさまざまなアドバイスが呟かれている。
そんな中でも、対人関係に言及したあるツイートが大きな話題になっている。
■「合わない人間は必ずいる」 悟った考えに共感殺到
早勤(@pz_tomato)さんの投稿したツイート。新社会人にアドバイスと題し、以下の5つを紹介している。
・合わない人間は必ずいる
・絶対仲良くなれない人がいる
・なにもしてないけど無条件でこちらに悪印象を抱き、排他しようとする人がいる
・3年は勤めてみろは実践する価値なし
・逃げるが勝ち
「合わない人間は必ずいる」「なにもしてなくても排除しようとしてくる人もいる」など、人間関係に過度な理想を持たない、悟っているとも言えるアドバイスの数々。
すべてに同意できるわけではないかもしれないが、社会人経験のある人なら頷いてしまう部分も多いのでは。
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■ベテラン社会人ほど多い「人の好き嫌い」
職場の人間関係は非常に繊細でややこしいものだ。仕事ができないと叱られ、仕事ができても妬まれ、上記のツイートが指摘するようにときには明確な理由なく一方的に嫌われてしまうこともある。
しらべぇ編集部の調査でも、男性は年齢が上にいくほど「相手はなにも悪くないのに嫌いな人がいる」と回答する人が増加。60代以降の男性は、20代男性の倍の該当率だ。
さまざまな経験を経て、人間はどんどん丸くなっていき、色んな人と無理なく付き合えるようになる……というのは幻想で、老いるほど人の好き嫌いは増えてしまうようだ。
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■逃げるが勝ち? 出世してる人の失踪経験率
なにかと難しい人間関係。運悪くブラック企業やパワハラ上司に当たってしまったら、逃げ出したくなることもあるはずだ。
しかし、世間では「3年持たないやつはどこにも転職できない」「逃げグセがついてしまうだけ」など、撤退の姿勢を否定する声もある。
厳しい職場を辞めるべきか否かはケースバイケースであり、一概にこうだと言い切れるものではない。だが、データとしてはこんなものが存在。しらべぇ編集部の調査では、出世している人はそうでない人に比べて3倍も「職場からの失踪経験」があることがわかっているのだ。
「逃げるが勝ち」になるかどうかは、その後の本人の努力・運にも大きく影響される。だが、ブラック企業で心身を滅ぼしてしまうと、そこから挽回することはかなり難しい。
人間関係に過度な期待を持たず、起きてしまった災難には冷静に対処していく……先輩たちの親身なアドバイスが、新社会人に届くことを願う。
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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月29日~2017年1月22日
対象:全国20~60代の男女1400名(有効回答数)
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20~60代の男女1381名(有効回答数)