タバコ規制の次はアルコール?飲み放題禁止に賛否両論
厚労省が4月に新設した「アルコール健康障害対策推進室」を巡って、飲み放題が禁止されるのでは? など、憶測が飛び交っている。
今年4月、厚生労働省に新しい部署「アルコール健康障害対策推進室」が開設されたことを受けて、タバコの次は酒も規制強化か? とSNSなどでは懸念が広がっている。
今では、アルコール規制は世界的な流れだが、諸外国では「酒の安売り禁止」「飲食店の飲み放題禁止」などが健康被害対策として取り組まれており、日本でも飲み放題がなくなるのではと考えられたのが発端である。
ツイッター上でも、飲み放題の規制は勘弁して欲しいとの意見がある一方で、アルコールの害から国民を救うのは当然だ、しっかりやってほしいとのコメントもあった。
テレビで飲食店公共の場で全面禁煙の法案が進んでるって行っててヤッター!!!!って次の瞬間アルコール規制で飲み放題禁止って聞いて泡吹いてる
— ノノタツ (@toratsugumi69) April 30, 2017
東京五輪って理由つけてアルコール規制は勘弁していただきたい
飲み放題なくなると貧乏人にはつらいな
— Kazu (@ugutaru) April 19, 2017
厚生労働省の新部署「アルコール健康障害対策推進室」にネット上が大炎上
カジノ法案の時、あれほどギャンブル依存って騒いだんだから、アルコール依存だって当然騒ぐべきなんじゃ?年間どれだけの人が身を持ち崩すんだか。酒税をバンバン上げれば、依存症は減るし税収は増えるしで一石二鳥だと思うが— 小川バー (@offside1962) April 24, 2017
本当にアルコールの害から国民を救う気があるならアルコール規制法とかストレートなネーミングにすればいいのに、健康障害対策推進室なんてもっともらしく回りくどいネーミングにするとこに厚生労働省の後ろめたさが見え隠れする
— Shiro (@REBUSTAPE) April 18, 2017
■飲み放題は好きですか? 20代、30代は半数以上が好き
しらべぇ編集部では、全国20~60代の男女1,340名を対象に飲み放題に関する調査を実施した。
飲み放題が「大好き」(12.3%)「まあまあ好き」(35.4%)と回答した人を合わせると半数弱の47.7%。
若者の飲酒離れもささやかれているが、飲み放題に限れば、20代(56.6%)、30代(57.1%)では半数以上が、飲み放題が好きと答えている。
お金がないと飲まない、お金を気にせず飲めるのは好き――若い世代のお財布事情が見てとれる結果となった。
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■政府は今後どう対応する?
組織の元になっている「アルコール健康障害対策基本法」は、主に未成年者や妊婦など、不適切な飲酒で健康に障害が起きないようにするため、また、依存症対策を支援することを基本理念としている。
日本において飲酒量や販売に関する規制は、現在特に議論されていない。しかし、世論が盛り上がれば、提案されることも充分考えられる。
今後政府がどのような動きをするのか、注目しておきたい。
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(文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)