ファッションセンスに自信ある? トラウマで「自分で選ばない」人も
TPOから外れずに、とりあえず無難に着地しておけば…
暖かくなってくると、服装も軽やかな色や生地のものが着たくなるし、新年度が近づくことで「新しいファッションに、チャレンジしようかな」という気分になる人も少なくないのでは。
とはいえ、着慣れない色やスタイルに挑戦するのは、ちょっと勇気がいるし、トレンドを取り入れつつおしゃれに着こなすのには、一定のファッションセンスが必要になることも。
そこでしらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,354名を対象に「ファッションセンス」について、意識調査を実施した。
画像をもっと見る■男性は自信なし?
全体では「ひどい」19.1%と「まあまあひどい」30.0%で「ファッションセンスは悪いほうだ」と思っている人は49.1%。「まあまあ大丈夫」36.4%と「大丈夫」14.5%で「ファッションセンスに問題なし」と答えた人は50.9%で、ほぼ半々の結果に。
しかし、男女別では
「ひどい」「まあまあひどい」の「ファッションセンスは悪いほうだ」の割合が、男性56.2%に対し、女性は42.1%で男性はかなり苦手なもよう。
性別・年代別で見てみると、
女性は40代のみ半数を超え、50代60代はかなり低めに。一方男性は、全ての年代で半数以上が「ファッションに自信なし」と回答している。
若い世代には「おしゃれ男子」も多いイメージだが、20代でも56.3%と他の年代と大きな開きがないのはやや意外。
昔から「スーツはカッコイイのに、私服は残念」と言われがちではあるが、近年はオフィスカジュアルやビジネスカジュアルと呼ばれる、スーツ以外の服装OKの職場も増えている。
そのため、私服とのギャップで残念がられる人は、減っている気がするのだが「自信ない」と思っている人は、少なくないのかも。
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■自分では選ばない
実際に「ファッションセンスに自信ゼロ」という人に、話を聞いた。
「じつはトラウマがあって、学生時代に自分ではおしゃれだと思っていた服装を気になっていた女の子に、サラッと酷評されたんですよ。『その格好もしかして、おしゃれだと思ってる?』って。元々、母親や姉から『それ、どうなの?』とは、言われていたんですが…。
だからそれ以来、実家にいた頃は姉が決めた組合せ、今は嫁が決めた組合せ――自分で新たなコーディネートを決めることはありません。それなら酷評されても、自分のセンスを否定されるわけじゃないから、傷つかないし…センスを否定されるって、結構つらいですからね」(30代・男性)
「おしゃれには自信がないですね。だから私のクローゼットは、定番の宝庫ですよ。(笑)無難な色や形で、全てを乗り切っている感じです。
ムリにがんばらなくても、女性の場合はスタイルとして『コンサバなんだな』って枠組みで、周りも納得してくれるし。TPOさえ間違えないようにしていれば、センスのなさがバレることもない…。おしゃれな人には憧れるけど、失敗したくないので、たぶんこのままコンサバ路線をキープすると思います」(20代・女性)
組合せを完全に人に委ねるのは、なかなか思い切っている感じもするが、男性の場合は意外とそういう人の話は少なくないもよう。
そして、定番で固めるというのは賢い選択といえそう。「センスがない」と苦手意識を持つより、「定番を極める」と考えるほうが楽しみが広がりそうだ。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1354名(有効回答数)