「ブス」という言葉はメディアに必要か ウーマン村本と小島慶子氏が討論
ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、タレントでエッセイストの小島慶子氏「ブス」という言葉について討論した。
3月で『AbemaPrime』(AbemaTV)の番組レギュラーを卒業した、ウーマンラッシュアワーの村本大輔が、同番組に多数ゲスト出演をしていた、タレントでエッセイストの小島慶子氏と対談。
対談の中で「ブス」という言葉について討論した。
■「ブス」はコミュニケーションとして…
かつて「ちょうどいいブス」という言葉が問題になった際、小島氏は「ブス」と言うことや自ら発信することもやめたほうがいい、と話していた。
この発言に対して、芸人である村本は「色々な言葉があったほうがいいと思っている」と自身の考えを主張。
また「ブス」という言葉に対して「相手を貶めるという言葉じゃなく、コミュニケーションとして使う」「冗談で男女二人がいちゃいちゃしているときに使うこともある」と持論を展開した。
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■「差別的だと考えている人も」
村本の意見に対して小島氏は、「『ブス』という言葉は、蔑みとか揶揄とか、馬鹿にしたり、傷つけたりする目的で使われてきた言葉」とし、褒める時や尊重する時には使わない言葉であると反論。
たとえ当人同士がよくても、コミュニケーションモデルになってしまうテレビで発信することは「面白いと思わないだけでなく、差別的だと考えている人も増えている」「容姿だけが価値ではないから、そういうのは止めましょうという流れがある」と述べた。
さらに、容姿に特徴がある人を面白がる様子などは、テレビで学習してしまうこともあると話し、テレビで「ブスですね」「ブスじゃないわ!」というやり取りが成立していても「職場や学校でやったら、いじめやハラスメントになるんだと思う」と説明した。
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■「いじり」と「いじめ」の境界線
とくに芸人同士ではお馴染みとなっている「いじり」。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,342名を対象に調査を実施。結果、6割以上が「イジリといいながらイジメだと思うことがある」と回答。
バラエティ番組のように互いが信頼し合い、ショーとして成立している「いじり」。
小島氏は「いじりがいじめに変換されるということを、テレビやメディアに出る側、作る側は知っておいたほうが、豊かでみんながハッピーになるものを作れると思う」と締めた。
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(文/しらべぇ編集部・長谷川 瞳)
対象:全国20代~60代の男女1.342名(有効回答数)