「今後の生活が不安で…」 高額品を買う時に悩みがちな人の割合は?
買い物は桁が一つ増えるたび、財布の紐が堅くなっていくものだが。高額な商品を目にして悩んでしまう人とは?
「食欲」「睡眠欲」など、人間には様々な欲求があり、その中の一つに「金欲(物欲)」が存在している。ITの発達により、欲しいものが、いつでも・手軽に入手できるようになり、日本は「物が溢れている時代」と言われることも。
しかし、欲しいと思ったものが高額商品だった場合はどうだろうか。中には、悩んでなかなか購入に踏み切れない人もいるのでは。
■7割が購入に悩みがち
しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体の67.8%が「高額な商品を購入する時に悩む」と回答した。
なお、男性64.5%に対して、女性71.2%と女性のほうが商品を購入する際に悩みがちな傾向が判明。
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■年齢とともに悩みも増える?
さらに、この調査結果を男女年代別に見ていくと…
男女ともに年齢が上がるに連れて割合も増えていき、もっとも高いのは50代女性で76.5%
一般的に若者は高齢層に比べて収入が少ないため、高額な商品を購入する際は悩みそうだが、その逆で、もっとも割合が低いのは男女ともに20代であり、女性58.2%、男性57.7%であった。
また、30代以降、女性は7割台、男性は6割台をキープしており、歳を重ねるたびにお金の使い所に悩んでいる様子が見受けられる。
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■未既婚別に見ていくと
結婚を機にライフスタイルが大きく変化する人もいるだろう。そこで、「高額な商品を購入する時に悩む人の割合」を未既婚別に振り分けると興味深い傾向が見えてきた。
男女ともに既婚者の割合が高く、女性は74.0%、男性は68.4%。結婚すると、お金の使い方を見直すようになり、独身時代に比べてお金の自由度も低くなるだろう。
中には、夫婦の財布を一緒にする家庭もあるため、欲しいと思ってもやすやすと購入できないのかもしれない。
実際に自称「財布の紐が堅い」と語る既婚女性と、「金は使わないとただの紙切れだ」と考えている未婚男性にそれぞれ話を聞いてみた。
「20代の時はあまりお金のことも考えてなかったのでつい勢いで買ってしまっていた。今後の生活やお金のことが不安になってきたので、本当に必要なものか、すごく考えて購入するようになりました」(30代既婚女性)
「貯金していても使わなかったら意味ないし、お金は墓場には持っていけない。もともと一点豪華主義な性格でもあるので、購入する時に躊躇はありませんね」 (20代未婚男性)
労働や感謝の対価として得られるお金。人それぞれ懐事情が違うからこそ、本当に必要なものを選んで購入することを学び、改めてモノやお金のありがたさに気づくこともある。
高額商品に限らず、モノを購入する際は「これは本当に自分に必要なものなのだろうか?」と自分に問いかける瞬間を作ることも大切といえるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)