休業中の居酒屋から人手不足のスーパーに ワタミ従業員がロピアに出向
緊急事態宣言延長に伴い休業中のワタミの従業員がスーパーマーケットのロピアに出向 人手不足のスーパーで接客経験をいかす
国内外食店舗約400店が休業中のワタミが、スーパーマーケットなどを運営するロピアと出向契約を締結したことを発表し、反響を呼んでいる。
■「人手不足解消」と「働く場所の確保」
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、4月13日から国内外食店舗約400店を臨時休業しているワタミ。7日には、緊急事態宣言延長に伴い休業中の同社の従業員が、ロピアの展開する食品スーパーマーケットに出向するという契約を締結したことを公表。
食品や日用品の需要拡大により客数が増加しているスーパーマーケットに、休職扱いになっているワタミの従業員が出向することで、「人手不足解消」と「働く場所の確保」を同時に解決しようという取り組みに、注目が集まっている。
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■接客や調理の経験をいかす
ワタミから出向する従業員は、接客や調理の経験をいかし、首都圏1都3県に48店舗を展開するロピアの店内業務に当たるとのこと。
さらにワタミは、今回の人事交流によって異なる業種での仕事を経験することで、「新たな知見を得て視野が広がる」という相乗効果を期待するという意図を明らかにしている。