辞書のカバーにエロ本隠す? スマホ世代が知らない「漢の苦労」
スマホやネットがない時代の人は「エロ情報を仕入れるのに苦労した」人も多いはず。
「スマホはひとり一台」が当たり前な現代。今や小中学生でも普通に持っていることも多いが、そうなると気になるのはその使い方である。
とくに思春期の中学生男子などはどうしてもHな方向でスマホを使っていると推測されるが、スマホやネットがない時代の人は「エロ情報を仕入れるのに苦労した」人も多いはず。
結果、クラスメートなどのルートを駆使してエロ本を入手することになるわけだが、そう簡単にエロの道に精進できるわけではない。多くの場合、オカンという鬼が監視し、最悪の場合取り上げられてしまうのだ。
この仁義なき戦いを経験したことのある男性は一体、どれくらいいるのだろうか? しらべぇでは「辞書の厚紙カバーの中にエロ本を隠したことがある?」と問いかけて調査してみた。
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■男の10人に1人は経験
全国20代~60代の男性679人にアンケート調査を行ったところ、「辞書の厚紙カバーの中にエロ本を隠したことがある」と答えたのは全体の9%。
およそ、世の男の10人に1人が経験していることになる。
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■エロが豊かになり始めたのは40代から?
年代別調査では、30代が11.8%、40代が11.7%と全年代の中で一歩抜きんでた。
昭和中期にはすでに『平凡パンチ』『週刊プレイボーイ』が出現していたものの、それらを享受できたのはもう少し後の世代だったのかも。
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■エロの道は、もはや漢道
取材班が実際に「エロ本を辞書カバーの中に隠したことがある」と言う男性に話を伺うと…
「中学三年生の時、友人筋から入手したエロ本を辞書の厚紙カバーの中に隠したことがあります。最初は全然足りてたんですけど、だんだん増えてくると足りなくなってくるので辞書以外も中身を捨てて隠してました」(40代・男性)
「最初は押入れの奥底に隠してましたが、だんだん面倒になってベットの下を経て机の上の辞書の中へ。しかし、大きめの地震がきた時に全部落ちてきてオカンに見つかってしまいました」(30代・男性)
思春期の暴走は誰にも止められないようだ。
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■エロ本をめぐる不思議な三角関係
今回、取材を受けてくれた人の中でもっとも印象的なエピソードを聞かせてくれたのは、大阪府在住のKさん(28歳)。
なんでも、Kさんの家ではエロ本をめぐる不思議な三角関係が生まれたそう。
「あまりないと思うのですが、僕は父親にエロ本を買ってもらってました。『これぞ真の教育だ』なんて言って。でも、それを知らない母親がエロ本をこっそり回収し、自分の部屋に持って行った。しかし、没収されると僕は父親に新しいのをせがみ…。
そんなことが10回以上続いたころでしょうか。志望校の合格が判明した途端、辞書やファイルの中にエロ本が戻ってきました。当時、父親と母親は同じ部屋で寝ていたので、どうしてお互いに気づいてなかったのか今思えば不思議です」
スマホやネットが普及していなかった時代だからこそ起き得たエピソードの数々。学ぶものこそないが、そういうものこそが男子を育てるのかもしれない。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男性679名
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)