「ネットで話題」に拒否感をもつ割合は?話題と納得できるラインは…
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近ごろ、ニュースサイトの記事タイトルで、「ネットで話題」という言葉を見ることが多い。もちろん、投網ではなく、インターネットの意味。
しらべぇも、ご多分に漏れず、ついつい使ってしまった記事が、いくつかある。
ネットでの流行度を測るGoogleトレンドで見てみると、「ネットで話題」というタイトルは、2009年くらいから登場し、とくにここ1年ほど大きく伸びているのがわかる。
画像はGoogleトレンドのスクリーンショット
こうした状況に対して、一般読者のみなさんは、どのように感じているのだろうか? 全国20〜60代の男女1666名に聞いてみた。
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■約4割が「氾濫しすぎ」な印象
およそ4割が「使われすぎ!」という印象を持っているようだ。ニュースサイト編集部の中には、耳が痛い向きもあるだろう。
また男女別では、男性に比べて女性のほうが拒否感が強く、半数に迫っている。 女性読者が多いサイトは、なおのこと要注意だ。
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■「ネットで話題」の納得ラインはどこか?
しかし、日々さまざまな情報が飛びかうネットの中で、「これは確かに『話題』だ!」と感じられる状況もあるだろう。
それは、どのメディアで触れたときなのだろうか? あらためて、全国20〜60代の男女555名に調査を実施した。
男女とも順位は変わらず、1位は「Yahoo!のトップ画面」いわゆるヤフトピで見たとき。女性のほうが10ポイント以上、この割合が高い。
その後、最近スマホアプリも増えつつあるニュース系サイト、SNSと続く。ソーシャルメディアは、男女いずれもFacebookよりTwitterをあげた人が多かった。
実名で近況報告のように使う人が多いFacebookよりも、匿名でリツイートできるTwitterのほうが、情報が拡散しやすいのかもしれない。
一方、「ネットで話題」 とは感じたことがない人は、男女とも2割前後に過ぎず、ほとんどの人がこうしたネタがあること自体は認めているようだ。
ニュースサイト各社としては、少なくともヤフトピに載ったネタ以外では「ネットで話題」は控えつつ、話題がインフレ化しないよう気をつけていくべきなのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト 企画協力/法政大学・藤代ゼミ)