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現役看護師が語る「困った患者の言動」 強制退院の処置も…

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KatarzynaBialasiewicz/iStock/Thinkstock

病気になってしまったとき、患者にとって医師や看護師の存在は絶大だ。ときにすがる気持ちになることもある。だが中には、病気への不安のせいなのか自分の感情をさらけ出しすぎて、医師や看護師を困らせる患者もいるという。

しらべぇ編集部では、現役看護師の29歳女性に病院で実際に出会った困った患者について聞いてみた(認知症や不穏患者など、病気の症状での困った患者は除く)。

 

①傲慢系

生活保護を受けている人は、傲慢で文句を言う人が多い気がします。自分のやりたいことをやりたいように生きてきたから、生活保護を受けるようになったんだなってわかるような。

 

生活保護を受けている人達はもちろん入院費もかからないのですが、そういう人に限ってコンビニで大量にお菓子を買ってきたりだとか…」

 

②お手伝いさん扱い系

「看護師をお手伝いさんとか、何でもしてくれる人と勘違いしている患者さんがいます。家族が帰った途端にナースコールを連打する方もいて、『寂しい。完全看護って言ってたじゃないか。そばにいてくれ』と言われたことも。

 

体はもう動けるはずなのに、『枕の位置を直して』とか、『カーテンが動かない』『テレビがつかない』などは日常茶飯事です。

 

日常生活で一番近い人が看護師なので仕方ないと思うこともあるのですが、あまりにもナースコールがしつこく、業務に支障をきたす場合は、その人のナースコールの元栓を抜いて対処せざるを得ない場合もあります」

 

③自虐系

「『自分はどうなったっていいんだから』と言ってルールを守らず、勝手な行動をする患者さんがいます。

 

病気で入院しているはずなのに、安静度を守らず勝手にどこかへ行っちゃったり、食事制限があるのに自由に買っていろいろ食べてしまうとか。煙草を吸っちゃう人もいました。病気を悪化させる行為をして、指摘すると逆ギレっていう…。

 

しかもこっちは、それに対してインシデントレポート(患者に傷害を及ぼすことはなかったが、現場でひやりはっとした経験『インシデント』に関する報告書)を書かされるという仕打ちも。

 

こういう人を見ると、『じゃあ、病院来なければいいのに』と思ってしまいますよね。あまりにもひどい場合は、協議のうえで強制退院させる場合もあります」

 

④お局系

変に入院慣れしている人も困ります。いろいろな病気にかかったことがある人は、同じ病院内でも違う病棟で入院する場合も多い。

 

繊細なのだとは思いますが、『あそこの病棟では、もっとちゃんとケアしてくれた。これで病気が悪くなったらどうするんだ』と言われることもよくあって」

 

⑤無駄に知識豊富系

「患者さんの中には、いらない知識が豊富な人も。たとえば、4種類の目薬を5分以上あけてささなければいけない場合など、『あれ、5分以上あいていないんじゃない?』とか、飲み薬でも『絶対にこの時間に飲まなきゃいけないんだから!』と強く言われたことも。

 

また、『薬を飲んで初めての症状が出たから、早く先生に聞いて!』と言われて、看護師がいくら大丈夫だと言っても聞かず、先生のひとことでけろっと態度を変えるのも、もうちょっと信用してほしいなと思ったりもしますね。

 

薬に関しては、そこまで厳密にしなくても大丈夫なものもあります。でも今は、薬の情報などもネットですぐに調べられるので、細かく指示してくる患者さんも多いんです」

 

もちろん、患者が抱える病気の不安や、ストレスの大きさも理解できる。自由にならないもどかしさが、横柄な行動や言動となってしまっているのかもしれない。

医療現場で働く人は、こうした患者とも日々向き合っているのだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野

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