ブチ切れる人も!満員電車の「賛否がわかれる行動」3つ
多くの人が乗り合うため、適切な距離間が保てない空間、満員電車。朝の眠い時間帯ともなれば、些細なことでも気が立ってしまうことだろう。
しらべぇでは過去、さまざまな切り口で「満員電車におけるマナー違反」を取り上げてきたが、一方でマナーの感覚は人それぞれであるだけに、共感できるかどうか、わかれてしまう行動も存在する。
①入り口ギュウギュウ奥すっきり
ドア付近に人がいっぱいいて中に入れない…と思いきや、電車が走りだすと奥のほうはじつは空いていた…という経験をしたことのある人は多いだろう。実際、編集部の調査ではおよそ4割が「経験あり」と答えている。
この件について、現役車掌の男性(25歳)は…
「『奥につめてください!』って大声で言ってましたけど…結局、すぐに降りる人はドア付近で立ち止まっちゃうんですよね。それで、車両の中ほどは空いてるのに乗れない人が出てくるんですよ」
と答えている。おそらく、「ドア付近にいないと降りたい駅で降りられない」という、もっともな理由からとる行動だろうが、乗れない人からしてみれば迷惑に違いない。
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②混んでるのに目の前の席に座ってくれない人
満員電車では「座席が全部埋まっていること」は前提条件だが、「座ると寝てしまう」「すぐに降りるから」などの理由で、自分の前の席が空いても座らない人もいる。
座るかどうかは本人の自由ではあるが、他の人からすれば「だとしても狭いんだから気を遣って座ってほしい」と思うこともあるようだ。
なお、この件に関して人一倍熱く語ってくれたのは関西出身の人々。優先席でも「お年寄りがいなければ躊躇なく座る」文化圏の出身だけに、感覚の相違があるのだろうか…?
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③お年寄りに席を譲ったら「馬鹿にしてんのか!」
優先席ならずとも、お年寄りや妊婦などには席を譲ってしかるべきである。しかし、譲られたことに対して「そんなに年いってないのに…ショック」と感じたり、「まだ若いわ!」と声を荒げてしまう人もいるようだ。
しらべぇ編集部の調査でも、およそ7~8人に1人が「まだ若いので」と遠慮された経験があると答えている。善意によって人を傷つけてしまうとは、譲った側からしても不本意だろう。しかし、怒鳴ってしまう人の気持ちもわからなくないだけに、難しい問題だ。
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「まだ若いわ!」電車で高齢者に席を譲ってキレられた人が増加中
それぞれの主張があるだけに、単純に黒白がつけられない問題たち。今後も都市部への人口集中は進んでいくとみられているだけに、なんとか穏便な解決策が見つかればいいのだが…。
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(取材・文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)