目にもあざやか!岩手県「エメラルドグリーンの秘湯」がスゴい

地域

2016/07/12 19:00

温泉というと、「乳白色で硫黄の香り」というのが、一般的なイメージではないだろうか。しかし、日本中を見渡せば、乳白色以外にも、赤、茶、灰色、黄、黒など、さまざまな色の温泉がある。

その中でもとくに珍しい色の温泉が、岩手県の山間部に存在する。その色はエメラルドグリーン。まるで宝石のような、美しい温泉だ。

 

■まさに大自然の中の温泉

エメラルドグリーン温泉

その温泉は、岩手と秋田の県境付近、岩手県雫石町の「国見温泉」。青森、秋田、岩手にまたがる、十和田八幡平国立公園の最南端に位置し、標高880メートル地点の木々が生い茂る山中に湧き出ている。

大自然をバックにする、ダイナミックな温泉地だ。

エメラルドグリーン温泉

国見温泉までは、公共交通機関はなく、最寄りのJR雫石駅からタクシー利用で約20分。盛岡市街からは、車で1時間ほどで行ける。そこは文明とは一線を画した、山の息吹を感じられる空間だ

 

■宝石のような輝きを放つ、エメラルドグリーンのお湯

江戸時代の開湯から200年以上の歴史を有する国見温泉。当時は、南部藩の「湯治場」として栄えた。現在は3軒の施設が営業する小さな温泉地だが、夏場のトップシーズンには、観光客、湯治客、登山客で賑わいをみせる。

その人気の秘密は、やはりこのエメラルドグリーンの温泉。

エメラルドグリーン温泉

宝石のような輝きを放つ鮮やかな色彩は、身体だけでなく、目の保養にもなりそうだ。

 

■山の香りと硫黄の匂いがたまらない…

そんな美しい湯色は、露天風呂にもよく映える。さらに、山の緑の香りに、エメラルドグリーンの硫黄の匂いが重なり、野性味溢れるアロマテラピーを体感することもできる。

エメラルドグリーン温泉

お湯は湯色のイメージ通り、ツルツルとなめらかでやさしい肌触り。湯上がりは、硫黄の効能でお肌はすべすべさらさら、透き通るようなクリアな肌になる。

そしてここは、「飲泉」も可能。成分的に、胃腸によく効くとのこと。しかし、飲んでみると、とてもマズい。まるで正露丸をお湯に溶かして飲んでいるかのようであった。「良薬口に苦し」とは、まさにこのことか。

雪深いため、冬期(11月中~5月初)は完全閉鎖される国見温泉。暑くなるこれからの時期、夏の避暑地めぐりに訪れてみるのも悪くないだろう。

【国見温泉 石塚旅館】
住所:岩手県岩手郡雫石町橋場国見温泉
電話番号:090-3362-9139(衛星電話)、019-692-3355(転送電話)
日帰り入浴(10:00〜16:00):500円
宿泊(一泊二食付):8,500円〜

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(取材・文/しらべぇ編集部・小松歩

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