経営者に多いと判明!褒めると調子に乗るから褒めない人たち
日本人は、褒めるのが苦手だと言われている。褒める文化があまりないからというのが一般的な意見だが、「調子に乗るのでは?」と考える人もいるかもしれない。
そこでしらべぇ編集部では、「人は褒めると調子に乗るので、褒めないほうがいい」と考えるかの調査を実施。結果は全体で15.3%と、厳しい考えの人は少数派のようだ。
■外国人に「キレイデスネ」と言われやる気に
職業別でみると、驚くべき傾向が。
経営者/会社役員では、4割近くに。会社員が1割程度なのと比べてみても、これはかなり多い割合だといえる。トップと一般社員の考え方にこれほど開きがあると、問題が発生しても不思議ではない。
「褒められたいとは思わないけど、そういえば社会人になってからは、褒められることはほとんどないですね。できて当然、できなければ怒られるって感じで。少しきついなと感じるときがあります」(20代女性)
この場合は調子に乗るから褒めないのではなく、褒めるのが苦手な上司が多いのが一因だといえる。
「外国から出張で来社した人に、『キレイデスネ』と片言の日本語で言われたことがある。お世辞とはわかっていてもうれしくて、その日はやる気になった」(30代女性)
これを「調子に乗る」ととらえるかは人それぞれだが、やる気になるなら会社としてもプラスになる。
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■ドラえもんでのび太はすぐ調子に乗るけど
「のび太は、道具を持ったら調子に乗るけど」(40代男性)
『ドラえもん』は、のび太がひみつ道具を使うことから話が展開する。ひみつ道具の力により周囲からちやほやされると、のび太はすぐ調子に乗るのだ。まんがの中の話だが、現実でもこのような人はいる。
ドラえもんはのび太を助けに22世紀からやってきたのだが、甘やかしすぎと感じる人も多いだろう。のび太の性格からして道具を出しすぎると、調子に乗り逆効果だとドラえもんも気づきそうなものだが。
『ドラえもん』はまんがなので、のび太が調子に乗ったほうがおもしろくなる。しかし現実でのび太のように調子に乗る人は、周囲に迷惑をかけることが多い。褒める相手、褒めるべきところを見極めるのが大切であろう。
褒めるだけでやる気になってくれる人もいるのだから、こんなに便利なものはない。ただ使いこなすには、少々むずかしいと思っている人もいるようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1,368名 (有効回答数)