賛否両論「電車内の化粧問題」 批判された同性・同世代の声は…
明確な理由から「マナー違反」と感じている人も少なくないようだ。
賛否両論のある東急電鉄マナー広告「わたしの東急線通学日記」。「都会の女はみんなキレイだ。でも時々、みっともないんだ。」というコピーで、電車の中で化粧をしている女性を批判している。
すでに、「誰にも迷惑をかけていない」という反対意見もあれば、「確かに恥ずかしい」「自宅で化粧してくるべき」「よくぞ言ってくれた」と老若男女から意見が飛び交う。
しらべぇ取材班では、批判対象と同じ20~30代女性のうち、「電車内の化粧反対派」に意見を聞くことができた。
■蓋の空いたコーヒーを持ち込んでいるのと変わらない
「朝のラッシュで化粧をしている女性を見かけることがありますが、あれはマナー違反だと思います。
たまにマスカラを立ったまま塗っている女性がいますが、電車がゆれるとぶつかりそうになりますし、下手したら他の人の洋服が汚れてしまいます。蓋のあいた紙コップのコーヒーを混雑する電車に持ち込んで、「何が悪い」と主張するのと同じレベルです」(30代・女性)
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■化粧品の匂いが充満しているのに
「リップクリームくらいならいいと思いますが、眉毛やアイカラー、ファンデーションはどうなんでしょう。車両内に化粧品の匂いがこもってしまいますし、気付いていないかもしれないですが、わりと周囲に影響しています。
自宅で化粧してくるのが、大人のマナーなのではないでしょうか」(20代・女性)
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■生活態度を疑ってしまう
「同性ですけど、他人が化粧で変わって行く姿を目の当たりにすることに、滑稽さを感じます。
「化粧する時間すら確保出来ないくらいぎりぎりまで寝ていたのかな…」と思うと、何だかスマートさに欠けているように見えますし、生活態度を疑ってしまいます。自社の新卒社員だったら、マナー違反と厳しく言います」(30代・女性)
賛否両論ある「電車内での化粧問題」。批判対象者と同じ年代・性別の人の中でも、明確な理由から「マナー違反」と感じている人も少なくないようだ。
(取材・文/Sirabee編集部)