熊本・味噌天神横 おばあちゃんの作る「もなか」が優しくて美味

グルメ

2016/11/27 08:30

熊本・味噌天神の横にある、ちいさな和菓子屋「福栄堂」。

「天神もなか再開しました。」と書かれたこのお店は、訪れるのにちょっとだけ勇気がいるが、絶品和菓子とおばあちゃんが待っている。


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■ちいさなちいさな和菓子屋さん

パッと見ただけでは、お店をやっているのかちょっと不安になる雰囲気だ。

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しかし、中にはきれいな和菓子がずらり。

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聞いたことのない「きなこすはま」というお菓子。もちろん「すあま」とは違う。きなこと砂糖、水飴を練ったもので、昔懐かしい味が口にひろがる。

また、となりの「錦玉糖」の出来立てのものを味見させてもらったが、寒天のような不思議な食感だ。日が経つにつれて、ざりっとした食感に変わるという。


そして、こちらの名物が「天神最中」だ。

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■「1回、やめたけれど…」

お店に出てきてくれたのは、優しい笑顔のおばあちゃん。

「明治28年創業で、私で3代目なの。ただ16年前、もう70歳になるからこのお店は一旦閉めたのよ。それで、この場所を娘に譲って。


ただ、娘や周囲の人から『また和菓子作ってほしい』って言われてね。もう機材とか全部なかったから、最高に美味しい最中を作ったの」


再開当初のメニューは、この天神最中だけだったという。そこから、今は4種類まで増えている。

「昔は、三越にも出してたのよ?」と話すおばあちゃんは、本当に嬉しそう。


■おばあちゃんのように優しい味

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袋から最中を取り出すと、「福」の文字が。出来立ての皮はしゃりしゃりしているが、時間が経つにつれてあんこと馴染んでいくという。

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中にはぎっしりのあんこ! 皮は薄めでさっくりとした食感だ。優しい甘さで、これならいくつでも食べられてしまいそう…。

正直、こんなに最中を「美味しい!」と思ったことはないレベル。

熊本に行った際は、ぜひ福栄堂に立ち寄って、天神最中を食べてみてほしい。心も体も癒されること間違いなしだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ