奈良県ご当地ヒーロー「ナライガー」がクラウドファンディングに登場

「ご当地ヒーロー」というものがいる。

仮面ライダーほど全国的な存在ではないが、その町の中ではよく知られた正義のヒーロー。制作費の関係からかあまりCGなどは多用されていないが、そうであるが故に「昔ながらのアクション」を見ることができる。

また、地元の人々から見れば「地域振興の先導者」という意味合いもあるのだ。

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■ポイ捨てと戦うヒーロー

先日、クラウドファンディングサイト『Makuake』に登場した『YAMATO超人ナライガー』。このナライガーは奈良県のヒーロー。鹿をモチーフにしたマスクの角が特徴的だ。

ナライガーは、奈良の町にポイ捨てをする悪の組織『汚～セン帝国』と戦う。この汚～セン帝国は現時点で幹部1名、怪人1名、戦闘員2名と小規模ながらも、「帝国」を自称し様々な悪の所業に手を染めているのだ。

なお、参考までに大相撲の九重部屋所属の力士は総勢14名で、そのうちの5名は関取。正直、その戦闘力には疑問符がつく汚～セン帝国だが、凶悪なことには変わりない。

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■資金集めは順調に

今現在、YAMATO超人ナライガーの知名度を上げようという目的でDVD制作が企画されている。

その資金を集めるためにMakuakeでキャンペーンが展開されているのだが、期限残り59日の時点ですでに目標額の28％を達成している。順調なペースと言えるだろう。

また、出資に対するリターンも注目だ。たとえば3,000円コースに応募すると、トートバッグとナライガー特製レトルトカレーというものがもらえるらしい。このレトルトカレー、調べてみるとすでにネットショップで売られている。

このような商品が存在したのかと、驚きを通り越して感心せざるを得ない。

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■「ご当地ヒーロー」ブーム到来か？

このように、日本全国の自治体ではそれぞれの創意工夫を生かした町おこしが盛んになっている。

ゆるキャラブームも一段落した今、今度はご当地ヒーローブームがやってくるかもしれない。そして同時に、「その土地でしか手に入らない」という商品も次々に作られていくだろう。

ナライガーの今後の活躍から、目が離せない。

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（取材・文／しらべぇ編集部・澤田真一）