夏風邪流行や気温差で体調崩す人も…微熱で会社を休か聞いてみた
季節の変わり目である9月。体調を崩して微熱が出たとき、会社を休む人の割合は…
9月に入り、8月の猛暑が和らいできたともいえるが、一気に気温が下がってきた印象も。本来はちょうど良い気候が続き、食べ物も美味しい季節だけに、秋の訪れを心待ちにしていた人も多いはず。
しかし、季節の変わり目に発生する気温の変化についていけず、体調不良をおこす場合や風邪を引いてしまうことがある。
そのようなとき、普通の会社員ならば会社を休むはず。しかし、なかには「微熱くらいなら出社しなければ」と考える人も。
■微熱が出たらどうしてる?
そこでしらべぇ編集部では、全国の20代〜60代の会社員473名に微熱が出たときの対応について調査を実施。
結果、51.4%が「微熱くらいなら会社を休むべきではない」と回答。僅かの差ではあるが、「微熱だから早めに休む」人よりも、「微熱くらいなら休まず出社する」という考えを持っている人が多いことがわかった。
関連記事:『ヒルナンデス』南原の欠席対応に反響 「社会の常識になってほしい」
■なぜ休むべきではない?
微熱とはいえ体調に異常が出ているのにもかかわらず、「微熱くらいなら会社を休むべきではない」という理論は、やや違和感もある。
なぜ微熱程度では会社を休まないのか? 会社員の男性に聞いてみた。
「私はSEをやっているので、決められたスケジュール通りに作業しなければいけない。微熱程度で休んでいると仕事が溜まり、納期に間に合わなくなってしまいます。
休みたいのは山々ですが、仕事の状況を考えると『休めない』というのが現状。チームで仕事をしている場合、周りに迷惑がかかるので、余計に休めないでしょう。多分、この考えを持っている人は多いと思う。
本当は、急な体調不良なども考慮に入れて、スケジュールを作るべきだと思う。でも、そんなことをしている会社、ほぼないと思います」(30代・男性)
どうやら「休みたくても休めない」「周りに迷惑がかかる」などの理由から、「微熱程度では会社を休むべきではない」という考えを持つようだ。
少々納得がいかない気もするが、これが日本の現状ということか…。
・合わせて読みたい→就職や転職時のネット書き込み 参考にする人の増加で企業も対応
(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年7月14日~2017年7月17日
対象:全国20代~60代の男女1.342名(有効回答数)