山本美月演じるヒズミの過去とは? 今からでも遅くない『刑事ゆがみ』

オリジナルキャストで謎多き裏バディ・ヒズミ(山本美月)の背景が、今夜明らかに?

2017/11/09 06:30


 

■切なすぎる真相にも救いが

各話の逮捕劇についての詳細は省くが、このドラマが素晴らしいのは、単に真犯人を捕まえるだけではなく、事件の背景にあった犯人や関係者の心理を細やかに描いている点。

罪を犯した犯人を追い詰めながらも、それぞれの想いや心理を弓神が解き明かすプロセスには優しさがあり、切なさと救いを感じさせる展開が『刑事ゆがみ』最大の魅力になっている。

そして、「振り回される」羽生にとって、切ない事件となったのが第1話と第3話。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

第1話の真犯人は、羽生が再会に胸をときめかせた中学時代の同級生・坂木望(杉咲花)。弓神は推理を明かさないまま羽生を動かし、望を捕まえさせる。

しかし、真相が明らかになるプロセスで、刑事として「冷徹にことに当たらせた」というよりも、羽生の想いを知った上で、事実に向き合わせるための「弓神なりの思いやり」を感じる。


また、第3話の真犯人は、羽生が交番勤務時代に世話になり、心から尊敬する元上司・真下誠(寺脇康文)巡査部長だった。

この時は、羽生を特別ドリンクで眠らせて現場に投棄(?)し、真下の犯した罪を掘り起こさせる作業を指示。

山の中で一人きりで穴を掘り、過去に真下が遺棄した長女の白骨遺体を発見する羽生の姿はつらいが、真相と向き合わせる弓神のやり方は、やはり繊細な気遣いと受け取れる。

これらの事件以外でも、弓神が事件の背景や真相を解き明かす中で、犯人も周囲の人間も犯罪という暗い出来事から、前を向けるようなきっかけが示される。

多くのドラマウォッチャーが評価し、ハマる大きなポイントは、この「切ない。でも救いがある」ところなのではないだろうか。


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■ヒズミの過去が明らかに?

謎解き要素に加え、笑ってしまう小ネタ――羽生の裏キャラや残念な愛称を更新し続けたり、いい加減な弓神の言動だったりのほか、豪華なキャストの贅沢な使い方など、“お約束”的なポイントは知らずに観ても充分おもしろい。

(画像提供:(C)フジテレビ『刑事ゆがみ』

しかも、今夜の第5話では、これまで一切の説明がないまま、弓神の裏バディとして活躍するハッカーのヒズミに、どんな過去があり、なぜ弓神と行動を共にするようになったのかが、明らかになりそう。

素の山本美月のかわいらしさだけでなく、食べる姿や弓神に向けるあどけない表情でファン拡大中の人気キャラクターだけに、「待ってた!」という人も多いはず。

その点でも、「これまで観てなかったから…」と迷っている人には、“かなり良いタイミングなのでは?”と、オススメしたい回なのだ。

観たらきっとハマる『刑事ゆがみ』。ぜひこの機会に、チェックしてみては。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:全国20代~60代の男女1336名(有効回答数)

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