女子にも容赦なし 80年代の体罰教師が振るった暴力行為に唖然
校内も荒れていた80年代は、教師も荒れていたようだ。
現在では、教師が生徒に暴力を振るうと大問題になる。しかし、体罰が当たり前のように行なわれていた時代があったのも確かだ。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328名に「体罰について」の調査を行なった。
■80年代は体罰全盛期
性年代別では、40代から50代の男性に多くなっている。
また、体罰が問題になっていなかった世代だ。
「うちの学校はかなり荒れていたから、先生も強気にならないとやっていけなかったんだろう。竹刀を持ち歩いて、実際に使ってたし」（50代・男性）
「部活の厳しさは、今考えてもおかしい。顧問がビンタしたりボールを投げつけたりして、今、思い出しても腹が立つ。体罰されても慕っているなんて話もあるけど、そんなの理解ができない」（40代・男性）
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■女子でも容赦なく殴っていた時代
すべての世代で男性が多いのは、教師も女子生徒には手を出しにくいからだろう。
ただ40代女性では、4割を超えている。この世代は、女子でも容赦なく体罰をする教師がいたという。
「チャイムが鳴ったけど先生が来てないので、教室前をウロウロしていたのをチンピラみたいな体育教師に見つかった。並べられて、頭を両手でグーパン。しばらくクラクラしていた」（40代・女性）
理不尽な理由から、体罰に発展するケースもある。
「猫嫌いの先生が、勝手に教室に入ってきた野良猫に怒り出した。そして、猫をかばう発言をした女子を拳で殴打。なんで殴るのか、意味がわからない」（40代・男性）
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■昔は当たり前だった…では解決しない
自分が体罰を受けた世代には、体罰が必要だと主張する人が一定数いる。しかし、そんな意見に反対する人も多い。
「『自分たちのときは、体罰なんて当たり前。今は親も子も甘すぎる』と体罰を容認する人が同世代にいるけれど、『あの時代がおかしい』となぜ考えないのだろう」（40代・女性）
ただ現在の教育環境では、教師はやりにくいだろうと心配する声もある。
「暴力は問題だけど、先生も生徒に注意するのにものすごく気を遣う時代。大変だなと思う」（40代・男性）
少なくなったものの、体罰は定期的にニュースになる。年頃の生徒たちと、どのようにコミュニケーションを取るのか。教師の資質が問われるところだ。
（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,328名 （有効回答数)
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