AbemaTV『#声だけ天使』ドラマ好きがハマる要素たっぷりの予感

声優人気が高まる中、「声だけ」をテーマにしたドラマが登場

2018/01/15 08:00


 

■魅力的な役者たち

全員オーディションで選ばれたという役者たちは、先に脚本があり、そのイメージに合うキャストを探したというだけあって、ハマり具合が絶妙。

核となる「イケてるボイスサービス(仮)」(以下、「イケボイ」)のメンバーたちを中心に、キャラとルックスがブレることなく、スッと物語に入っていける。とくに若手組である3人のキャラクターが、魅力的だ。

(画像提供:AbemaTV『#声だけ天使』

主人公・ケンゾウ(岸田建造)役の亀田侑樹は、元気が取り柄の単細胞だが、素直で真っ直ぐなところがあり、そういう人柄がセリフだけじゃなく、表情や仕草にあふれている。実際にいたら、引くほどの暴走ぶり(文字通り走っている)を見せるが、ルックスと相まって「こういうタイプいるわ~」という説得力がすごい。

(画像提供:AbemaTV『#声だけ天使』

また、超ドSの(小森)茜役・松本妃代は、これまでCMやモデルとして見せてきた美少女キャラを封印。ショートカットとマニッシュなファッションで、媚びるのが嫌いな、プロ意識の強い役がぴったりな雰囲気。

(画像提供:AbemaTV『#声だけ天使』

コミュ障なシンジ(長友信二)役の佐久本宝は、引きこもり寸前で、声優科に所属しながら「幻の声」と言われるほどで、周りが声を聞いたことがないというレベル。しかし、「イケボイ」の活動で自信を持ち、徐々に心根の優しさや周囲にも見える形で現れる。

ちなみに佐久本は、『怒り』で映画初出演にして、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した実力者。

青春ドラマには、主人公に「いいヤツすぎる」親友が不可欠だが、ケンゾウの一途さとシンジの優しい性格は王道路線であり、第1話の2人の掛け合いを観て「これは鉄板だな」と期待感が高まった。


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■ムズキュンなラブストーリー

(画像提供:AbemaTV『#声だけ天使』

「イケボイ」メンバーたちが夢を追いかけるのと並行して、物語の軸となるのはケンゾウとヒロイン・安西さくら(仁村紗和)の恋。

仁村は美しさの中に影のある、トラウマを抱えたさくらを演じるが、フジテレビFODオリジナルドラマ『明日もきっと君に恋をする。』でも、ある1日を繰り返すことになった主人公・ゆきを演じた際にも、切ない表情が印象的だった。

儚げなヒロインとしてのポテンシャルは高く、ケンゾウが夢中になるのも納得。

第2話以降で少しずつ、さくらのトラウマが明らかになるようだが、「声」をメインに関係を育むストーリーだけに、かなりムズキュンな展開が予想される。

青春モノが好き、ムズキュンな恋物語でトキメキたい、主人公の成長にワクワクする――そんなさまざまなドラマの要素が詰まったストーリーになることは、第1話を観ただけでも充分感じられた。

地上波だけでも多くのドラマがスタートするこの時期だが、ドラマ好きであればこの『#声だけ天使』も要チェック。この1月クールで、ハマるドラマのひとつになる人が、少なくないかも…。

【番組概要】
AbemaTV『声だけ天使』
放送日時:1月15日より毎週(月)夜10時
キャスト:亀田侑樹(岸田建造役)、仁村紗和(安西さくら役)、佐久本宝(長友信二役)、松本妃代(小森茜役)、久ヶ沢徹(寺本武文役)、山口景子(葛原しのぶ役)、清水葉月(小比木理恵役)、柿本光太郎(ハル(ハート)ビックユニット役)、立石晴香(江津子役)、今田美桜(メグミ役)、馬場良馬(三澤貴之役)、岡森諦(アングラ先生役) ほか
原作・脚本:横内謙介
監督:尾形竜太
プロデューサー:稲葉 尚人
エグゼクティブプロデューサー:藤田晋
制作プロダクション:角川大映スタジオ
製作著作:AbemaTV

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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