ギャンブルで使ったお金はもったいない? 博打好きの「あるある」葛藤
ギャンブルを止めて得られるものは、貯金だけではない。
ギャンブルをするには、たくさんのお金が必要だ。そして勝つこともあるが、大半の場合は負ける。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代のギャンブルが好きな男女235名を対象に調査を実施。「今までギャンブルに使ったお金をもったいないと思う」と答えた人は、全体で55.7%。もったいないと思いながらも、止められないのだ。
■少ない給料でギャンブル
年代別では、20代から30代の若い世代で高い割合になっている。
若い世代は、まだまだ給料が少ない人が多いのが一因だ。
「少ない給料の中でやっているから、大負けした日はやっぱりもったいないと思う」(20代・男性)
しかし年代が上がると、ギャンブラーであることに誇りを持っている人さえも。
「もったいないと思っている人は、そもそも向いていない。私の場合は長年続けていて、もはやライフワーク。アイドルやグルメにお金をかけるのと、感覚は変わらないと思う」(40代・男性)
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■ギャンブルを止めた人からの声
ギャンブルを止めた人からは、いいことずくめだとの声が上がる。
「休みの日は朝からパチンコ屋に通い、給料のほとんどを捧げてきた。これではやばいと思い、パチンコ断ちを決意。打ちたい気持ちをジムに通うことでまぎらわせて、なんとか止められた。今はお金が貯まるし、健康的だし、いいことしかない」(30代・男性)
ギャンブルで使うのは、お金だけではない。
「パチスロをしていると、お金だけでなく時間も半端なく使ってしまう。『仕事では時間管理をして効率化を図るようにしているのに、プライベートにこれだけ時間を無駄にするのはおかしい』と思ったのが、止めるきっかけに」(40代・男性)
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■投資も素人がすればギャンブルに
投資はよく、ギャンブルに例えられる。特に最近話題の仮想通貨は、先が未知数なものだけにリスクも大きい。
「自分も億り人になりたいと、仮想通貨に手を出した。しかし、その後どんどん値下がりしていくので、怖くなって売却。話題になってから手を出すような人は、一生儲からないと実感した」(30代・男性)
すでに定番のFXでさえ、素人がするとギャンブル感覚になってしまう。
「過去にFXで50万円ほど溶かしたので、一生、投資はしないと決めた。知識のない私は、感覚で購入して利益が出ると興奮するだけ。ギャンブルと変わらないやり方では、長続きするわけない」(30代・女性)
ギャンブル依存症で、自分の力では止められなくなっている人もいる。ただの「博打打ち」では、済まされない問題と隣合わせなのだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代のギャンブル好き男女235名(有効回答数)