ネトウヨ・ネトサヨも騒然 立憲民主党が小林よしのりサイドに謝罪した舞台裏

「アイヌヘイト問題」で小林よしのり事務所と立憲民主党との間で起きていたトラブルが収束。その舞台裏と今後の展開とは。

2018/12/15 09:00


 

■福山幹事長の答えとその後の流れ

福山哲郎

これに関する福山氏の応えは下記の通りだった。

「公式Twitterでリツイート、これまでもいろいろな記事についてさせていただいています。それについては、全て賛同しているとか、全て事実だとかどうかという確認をしているわけではありません。


一方で、多様な論稿を紹介させていただくことで、いろんな考え、いろんなものがあるんだということを公式Twitter上でご紹介をさせていただいています。


ご指摘は承知しています。記事の内容に虚偽があるというご指摘については受け止めさせていただきますが、記事の内容については逆に、執筆者の方に当たっていただければと考えます」


会見後、立憲民主党関係者に「福山さんの回答があったから、問題のツイートは削除されますか?」と筆者が問い質したところ、「でも、小林さんサイドから抗議がこちらには来ていない。来たら考えざるをない」というものだった。

同党関係者は、古谷氏の記事中で、小林よしのり氏に関する記述に誤りがあることを認識していた。

筆者はTwitterで相互フォローしている『よしりん企画』時浦氏にその旨、ダイレクトメッセージで送り、立憲民主党の報道・団体交流担当部長である坂上隆司氏の連絡先を伝え、抗議するならば抗議したほうが良い旨、伝えた。そして、時浦氏が坂上氏宛に抗議文を送る運びとなった。


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■立憲民主党、謝罪ツイートの真意

そして、12月12日、立憲民主党公式ツイッターは古谷氏の記事を紹介したツイートを削除した上で、以下の謝罪文をツイッターに投稿した。

「『現代ビジネス』に掲載された古谷経衡氏の記事『ネットを徘徊する怪物『差別的デマ』は、いま誰を餌食にしているのか』を党公式アカウントがリツイートした現在論争中の案件について、不適切なツイートを行なったとの認識に至りましたので、ツイートを削除することにしました」


「公式アカウントは様々な論説を紹介する方針で運営しています。とりわけ差別問題は多角的に考えるべき喫緊の課題だと認識しておりツイートさせて頂きました。


しかし後日、記事の表現が公式で扱うには不適切ではないかというご指摘を頂きました。関係者含めご迷惑をお掛けしたことをお詫びいたします」


同党関係者によれば、これは古谷氏の記事全体を否定する意図したものでなく、あくまで、小林よしのり氏の記述に関する事実誤認が認められたので、謝罪ツイートをしたというわけだ。

つまり、時浦氏と古谷氏がネットでバトルしているが、そのどちらかに軍配をあげるというのでなく、あくまで事実誤認に関してのみの対応だ。謝罪ツイートには『しらべぇ』配信記事とそれに対する反響も影響もあったようだ。

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