30代男性は「痴漢探知能力」が高い? 都会と地方で異なる痴漢目撃率も判明

乗車率が高い通勤・通学の時間帯。至る所で痴漢は狙ってる…

2019/02/06 09:30

痴漢目撃
(GrashAlex/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

朝の通勤・通学の時間帯は交通機関の乗車率が高く、他人と密着せざるを得ない状況になることがある。どさくさに紛れて悪質な痴漢を行う人もいるようだ。

大勢の中で不審な動きをしていると目立つもの。実際に痴漢の現場を目撃したことがある人はどれくらいいるのだろうか。


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■1割が痴漢を目撃している

しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,664名を対象に調査を実施。その結果、全体のが「痴漢を目撃したことがある」と回答した。

痴漢目撃

この結果を男女別に見ていくと、女性10.1%に対して、男性12.2%とやや男性に多い傾向も。


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■30代は目撃率が突出している

さらに、この調査結果を男女・年代別に分析していくと…

痴漢目撃

もっとも割合が高いのは、30代男性で17.3%。20代男性が14.1%と続き突出している。経験率は年齢と共に上がっていくものだが、若い世代の男性に目撃率が高いことが判明した。

一方で、被害対象になりやすい女性では、すべての世代が1割台に留まり、もっとも狙われやすいであろう20代は1割を下回っている。

また、多くの経験を積んでいるであろう60代では男女共に1割を下回った。時代と共に痴漢の手法も変わっていき、被害者の数が増えていることが伺える。


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■甲信越地方は痴漢目撃率0%

また、この調査結果を、エリア別に見ると異なる地域差も見えてきた。もっとも痴漢目撃率が高いのは、埼玉・群馬・茨城・栃木など北関東エリアで17.5%。その後、首都圏が14.2%と続いた。

痴漢目撃

一方で、甲信越地方に至っては、驚愕の0%。続く、北陸地方・北海道も皆無に等しい。試しに山梨県出身の記者に地方の交通事情についてインタビューしたところ。

「就職するまであまり電車に乗ったことないですね。電車もバスも本数が少なく交通の便が悪いので、車移動が主流です。

また、都会に比べて電車の乗車率が低く痴漢は目立つと思うので、そもそもやろうと思う人がいないんでしょうね。それに、田舎は噂も広がりやすいので、捕まったら色んな意味で人生が終わりますね(笑)」


移動手段がもっぱら車である地域では、交通機関を利用する機会が少ないため、目撃率が低いのだろう。

しらべぇ過去記事にもある通り、痴漢被害者の中には恐怖のあまり声を出せず、苦しんでいる人もいる。また訴えたとしても、証人がいなければ冤罪として扱われてしまうこともある。 目撃した際は、痴漢から被害者を守るために何ができるのか、一度真剣に考えてもらいたい。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国20代~60代の男女1664名 (有効回答数)

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痴漢調査目撃被害者現場
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