地方裁判所からの危険な封書が届く? 「新手の詐欺」について各所を取材した
新たな詐欺行為が流行中 手口が巧妙ではあるが怪しい点が多数
2019/06/06 11:00
先日はゆうちょ銀行を語った詐欺があったが、今度は地方裁判所の封書が送りつけられる詐欺行為が発生した。ツイッターでも話題になる中、しらべぇ取材班は東京地方裁判所から話を聞いた。
■巧妙な手口
話題のツイートに載せられた写真には、地方裁判所民事訴訟部という名と霞が関の住所が記載されている。
封書に書かれている住所は確かに東京地方裁判所の住所、しかし裁判所には民事訴訟部というものは存在しない。そして裁判所からの郵便物は基本的に「特別送達」で送られ、受け取りには印鑑やサインが必要のはずだ。
〜緊急拡散希望〜
いままではハガキでしたが新手の詐欺だそうです!
普通郵便で実家に届きました。
皆さん、ご注意下さい!!※以下、東京地方裁判所に確認済み
相談窓口:03-5721-4630#詐欺 #注意 #拡散希望 pic.twitter.com/GAAVOqs1Yz— 奈良英喜 Hideki Nara (@hideki_nara) June 3, 2019
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■封書の内容は…
封書の中身にはこんな内容が書かれている。
「あなたは支払い義務違反という事で、地方裁判所に訴状の提出が行われ受理されております。この件に関して異議申し立て、または取下げ希望がある場合、下記日付までに答弁書のご提出または、当局にてご相談受け賜わっておりますので、民事訴訟部相談窓口にご相談ください」
最後に電話番号が明記されていた。なお、受け付け時間が午後7時までとなっているが、裁判所の受付は基本午後5時まで。