東北道で数台が絡む多重事故発生 「逃げ切れずにはねてしまった」
東北道で多重事故が発生し大渋滞の中消防や警察が現場に…
4日午後5時50分ごろ、宮城県栗原市高清水の東北自動車道上り線で、路上にいた2人が乗用車やトラックなど少なくとも6台に次々とひかれるなどし、死亡する事故が発生。しらべぇ取材班は、宮城県警などから話を聞いた。
■「7、8台が絡む多重事故発生」
栗原市消防本部によると、4日午後5時58分にネクスコ東日本から、「7、8台の車両が絡む多重事故が発生したが、けが人等の詳細は不明」という通報が入った。
消防車両8台(うち救急車4台)が向かったが、高速道が渋滞しており、路側帯を通って東北道上り線385.6キロポスト付近に駆けつけた。現場では、2名が心肺停止のため、不搬送、また胸をうち軽いけがの男性1名が市内の病院に搬送されている。
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■「逃げ切れずにはねてしまった」
宮城県警高速隊によると、事故現場付近の路肩には、死亡した2人が乗っていたとみられる無人の軽乗用車が停車していた。車体に目立った事故の形跡はなく、ハザードランプがついていたという。
2人は乗用車1台とワゴン車1台にそれぞれはねられた後、後続の乗用車2台と大型トラック2台に次々とひかれた。
最初にはねた乗用車の運転手から「人が飛び出してきて、避け切れずにはねてしまった」と110番があった。付近では事故直後、さらに後続の軽乗用車1台と乗用車2台が絡む玉突き事故も発生した。県警高速隊は事故の詳しい状況と2人の身元について捜査している。