会社の忘年会はセクハラの温床? 「アウト行為」を弁護士が解説

職場でのセクハラ被害は、食事の席で多発しています。忘年会でのセクハラ・パワハラ行為について弁護士が解説

コラム

2019/12/21 14:00

酒と刺身
(tonisvisuals/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

今年も忘年会の季節ですが、インターネット上の匿名掲示板には、早くも「忘年会での出来事はセクハラになりますか?」といった投稿が寄せられていました。

忘年会の席でどういった行為がパワハラ・セクハラに該当するのか…わたくし、弁護士の齋藤健博が解説します。



 

■食事の席でセクハラ被害が多発

BIGLOBEの「セクハラに関する意識調査」において、「あなたはセクハラをされたことがありますか」との質問には、女性の約4割が「ある」と回答しました。

さらに、セクハラされる場面としては、53%の女性が「食事・飲み会」と回答しています。お酒が入り、気が大きくなる忘年会の席は、セクハラやパワハラの被害が多発してしまう現状がうかがえます。


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■「業務時間外だから」は通用しない

では、具体的にお酌の強要、隣に座ることを強要、ボディタッチ、食べ物をあーんで食べさせられる、飲みかけの飲み物を飲まれる…といった行為の数々は、セクハラ行為に該当するのでしょうか。

じつは、これらは典型的なセクハラです。よく、これらは「業務の範囲外なのだからセクハラに該当しない」ですとか、宴会の一幕なのだからセクハラに該当しないなどと主張される方がいますが、その認識は誤りです。

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■お酌の強要や「あーん」もアウト

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