北陸旅行で改めて気づいた「観光地のコロナウイルス被害」　個人店の救済も必要

■地元の会合もやめる人が続出

でも、観光地でない地元客が多い店はどうだろう？　と思ったので、今度は金沢からやや遠い白山市の寿司店で話を聞いてみた。

すると「大人数での集まりなどのキャンセルが多くなっている」とのコメントが。やはり、地元の会合であっても連日の感染者増加の報道で、自主的に取りやめをしている人も多いらしい。

余談だが、こんなに美味しい寿司が食べられる集まりができなくて地元の人たちもツラいだろうな…と感じた。

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■観光関係者への救済も必要か

また、周辺の土産物店でも観光客向けのランチをしていたが、コロナウイルスの影響でそれを止め、土産販売だけにしているなど、売り方の幅も狭まってしまっている場合もあるようだ。

北海道では鈴木直道知事から緊急事態宣言が発令され、週末の外出を控えるよう道民に呼びかけられたが、北海道も石川県と同じく観光客の多い県であり、その被害は計り知れない。

国の対応が後手後手になっているという指摘もあるが、観光で生計を立てている人たちへの救済もぜひ検討してほしいと、石川県へ出張に行って改めて思わされた次第であった。

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（取材・文／しらべぇ編集部・熊田熊男）