「いきなりステーキ」、テイクアウトで“名誉挽回ステーキ”を発見

いきステにいくと「ステーキ重」(880円)の文字。何のひねりもない持ち帰りメニューのように見えるが、これがすごかった。ひいき目なしに紹介したい。

大量閉店や社長の謝罪メッセージなど、新型コロナウイルスの感染が拡大する直前まで何かと槍玉に上がっていた「いきなりステーキ」。

たまには肉でも食うかと立ち寄ると「テイクアウト全品10%割引」というポスターとともに「ステーキ重」(880円)の文字。何のひねりもない持ち帰りメニューのように見えるが、これがなかなか良かった。当初の想像を上回る満足度とコスパを、ひいき目なしに紹介したい。


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■ワイルドステーキを超えたコスパ

いきなりステーキ

同店には定期的に通っていたが、新型コロナウイルスが蔓延してからは繁華街に行くことがなくなり、一切立ち寄る機会が無くなっていた。ただあのブリンブリンな歯ごたえが頭に蘇り、無性に「ワイルドステーキ300g食いたいな」と思うことだけはあった。

いきなりステーキ

ワイルドステーキはステーキメニューの定番で、最安値な上、「あぁ肉食ったなぁ」という十分な噛み応えとパンチがある。一時期は人気が下降していたようだが、1月末に肉質を変えて以降評判がうなぎのぼりだ。ここに練りわさびと醤油をかけ、鉄板で焦がしながら食べるのも通の楽しみなのだが、閑話休題、ここではさらに最安値を更新したテイクアウトの「ステーキ重」に迫りたい。

注文して10分、お重のようなプラスチック容器に入ったステーキ重が運ばれてきた。中にはぎっしり敷き詰められた大盛りライス、その上にややミディアムに焼かれた150グラムのステーキ。お肉は店内よりちょい少なめだ。ただコーン、人参、ブロッコリーなどの野菜が添えられているは弁当ならではで、食べ応えはある。


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■背徳感あるソース染み染みライス

いきなりステーキ

まず肉をいただくと、どこか“既食感”があった。そうワイルドステーキだ。なんだワイルドステーキ乗っけて安くしただけか…と思うことなかれ。この弁当はここからちょっと違う。

例によって見た目がレアで噛み応えのあるこの肉を口に入れつつ、隠れていたライスを一口。噛むごとに旨味が広がる。ライスには店自慢のステーキソースがまんべんなくかかっており、すでにお重の中で肉汁と、ステーキ用のバター、そしてソースの旨味を吸い込んでいる。

このマリアージュがなんとも美味いのだ。ライスにソースと肉汁が染み込むだけで、ここまで印象が変わるものかと思うほどだった。いろいろなエキスを吸い込み茶色くなったライスは、背徳感がありながらもこれまで店内では味わうことができなかった味で、テイクアウトならではの魅力である。

「リーズナブル」とチョイスされる一品かもしれないが、一般的に考える「弁当」の範囲としてはなかなかのクオリティと言える。もちろん焼きたてなので熱々だ。


■弱点は3点

いきなりステーキ

しかも5月半ばまではテイクアウト10%オフキャンペーンを行なっており、割引が適用されるとこのステーキ重は800円前後まで値を下げる。またリピーターだったら比較的早く入手ができる会員券「ゴールドカード」(肉マイレージ3,000グラム突破者)を店員に見せると、ペットボトルの黒烏龍茶が1本無料になるので、その分のコスト抑えられるのもテイクアウト組には嬉しい。ちなみに会員券もってない人でも1本120円で持ち帰りできるので抑えておこう(店内飲食の場合は300円)。

マイナスポイントも上げておきたい。まず鉄板で提供されるわけではないので、ワイルドステーキのように自分で焼き加減を調整することができず、ウェルダン好きの人は注文時に焼き加減は伝えないといけない。

いきなりステーキ

そして味付けはステーキソースのみ。わさび醤油や、ニンニク醤油、タバスコ&塩胡椒など店内で楽しめる「味変」は対応していない。そして調理時間。事前に電話しておけばすぐピックアップ可能だが、店舗で注文すると状況次第では肉が焼きあがるまで10分ほど待たなくてはいけない。空腹時の場合、これはかなり長い時間に感じてしまう。

賛否あれど、いきステの本気度を感じた今回のステーキ重。同店のイメージを一気に変える可能性を秘めた良作だった。

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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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