「新聞買わない」20代女性では7割 発刊部数の減少とメディアの多様化

日々新しいニュースが飛び込んでくる世の中。新聞の発刊数の減少とスマホ普及の関係性。

2020/04/26 19:00


 

■発行数の減少とスマホの普及

日本新聞協会の調べによると、朝刊の単独部数が2010年から9年間連続で減少。こちらの数値を見ても新聞離れが感じられる。また、新聞といえばその地域のチラシが織り込まれているが、こんな意見も…。

ネットで調べたら出てくるから、チラシもいらないし新聞解約しようかな


ネットが普及した現代では、「ニュースはネットで読むから、新聞なんていらない」といった意見を目立つ。総務省の通信利用動向調査によると、スマートフォンの保有状況が2013年に6割を超え、2018年の時点で8割に到達した。

実際問題、ネットでは様々な速報記事が発信され、チラシもサイトに掲載されている。そんな状況の中で新聞を契約する必要があるのだろうか。


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■Webメディアの台頭

第1報メディアに専門系メディア、業界系メディアなど様々な種類があるWebメディア。種類の多さだけで言えば、新聞をゆうに超える。また、Webメディアではリアルタイムで最新記事を配信することができ、さらにSNSとの連携により情報の拡散能力も高い。

これは正にメディアが時代に合わせて変化を遂げたものと言えるだろう。

実際、日本経済新聞社は2010年という早い時期から日経電子版というWebメディア事業を開始しており、着実に売上を伸ばしているという。

また、プレジデント社の調べによると、年収1,500万円以上の高年収層の23%が日経電子版を利用しているようだ。アッパー層御用達のメディアとしての地位を確立したのも、Webメディアへの取り組みが早かったためだと思われる。

若者だけではない新聞離れ。メディアは次々と進歩しており、この技術革新の時代に取り残されないようにしなければならない。

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(文/しらべぇ編集部・北田力也

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年2月21日~2020年2月26日
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)

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