いきなりステーキの激安弁当、「いきなり食べられない」予想外の代物だった

いきなりステーキに390円というこれまでない低価格の弁当が登場した。


 

■いきなり食べられない弁当

いきなりステーキ

いきステ、実は通販で「冷凍いきなりビーフガーリックライス」というのを販売しているが、今回の話は別物。飲食店で購入する弁当は会社に持ち帰って食べたり、公園のベンチに座って食べたりするものであり、冷食を仕事の休み時間に購入する人なんてほぼいないだろう。

そんな中、冷凍がデフォルトな弁当とはだいぶ強気としか思えない。一体どんな購買層を期待しているのか…。

自宅まで1時間、凍った弁当箱を持ち帰る苦痛など想像したくなかった。「温めてください」とお願いし、約5〜6分ほど待機。他のお客さんをさばいたスタッフが「お待たせしました」とビニール袋に入った弁当箱を持ってくると、中身はカッチカチに冷凍されていた。

すぐレビューしたかったので「温めて」とお願いしたはずだった。スタートしたばかりの商品のためかうまく伝わっていなかったのだろうか、とにかく最悪のシナリオだ。そもそも待機していた5分間は何だったんだと心底疑問に思ったが、とりあえず無言で“いきなり食べられない弁当”を受け取り、家路に着いた。


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■店員の温かみだけが…

いきなりステーキ

入れ物は汎用的なプラスチック容器で、賞味期限や調理方法に関するお知らせなどの記載は一切ない。受け渡しの際、店員は「レンジで1〜2分がおすすめです。あ、でも業務用レンジだから家庭用だと何分だろう…」と色々悩みつつも、アレコレ考えてくれ「とりあえず2〜3分温めて、冷たかったら追加で温めればいいですよ!」と、優しいアドバイスをくれた。

一生懸命考えてくれた彼のことを思い出しながら自宅で3分チン。ふたを開けると、コショウと肉の旨味がガツンと効いている通常の冷凍食品より数レベル上といった味。ジューシーさもあり、悪くない味だ。

ただはやりサイドメニュー感があり、メインディッシュがないとこの量では少ない。この弁当とステーキの持ち帰りがあればぴったりだろうが、その場合、合計金額は2,000円近くになり、安さのウリが消える。

390円という安さと、テイクの手軽さを強調するのであれば、「サイドメニューとして召し上がれ」くらいの説明文は欲しかったところだ。この半年の弁当商品を高く評価していただけに、今回の新商品は心底残念である。

間も無くプラチナカード(通算20kg完食)に昇格するいきステファンのはしくれである記者からすると、既存メニューに毛が生えたような物ではなく、食べていることをSNSにあげたくなるようないきステらしい弁当を誕生させて欲しいと感じる。同弁当に関するツイートは5日現在、まだ一つも見かけていない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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