医療体制逼迫で看護師から悲痛な叫び “現場からの声”は想像を絶する

今、医療現場の看護師はどんなことに悩んでいるのか。その実態が語られた。

2020/12/11 16:45


 

■心無い電話がかかってきたことも

実際にあったという医療者や病院側に対する誹謗中傷や迷惑行為については、「周りの人から距離を取られる」というものの他、「夜中に『コロナいますか?』のいたずら電話があった」という悪質なケースもあったという。

また、「医療者だからと過度の自粛を求めるネットの声をみるとつらい」「事実と違うSNSの情報やデマがつらい。これらを規制できないものか」という声も上がった。

「『医療や介護関係で働いているのか』といろいろなところで聞かれる」との声もあがり、職場では常に緊張状態、病院を出れば日々差別や偏見の目に晒されるという、あまりにも過酷な状況が浮かび上がる。


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■PCR検査を受けたい看護師が約9割

また業務内容については、「人が少ないので、子供が熱を出したとき、1日休むのは申し訳なく午後から出勤したりしている。安心して働ける環境ではない」といった切実な声も。

さらに、「PCR検査を受けたい」と回答した看護師は88.5%にのぼる。北海道の医療現場でPCR検査を受けられるのは、症状が出ている人と濃厚接触者のみのため、早急な検査体制拡充が必要といえる。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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