花粉症で肩身の狭い思いを避ける缶バッジが話題 製作への想いを聞いた

ぜんそく持ちの友人のために作った缶バッチが異例の大ヒット。人気の秘訣とは…

2021/02/02 16:30


缶バッチ
(写真提供:エピリリ)

新型コロナウイルス感染拡大がなかなか収まらない中、今年も花粉症シーズンを迎える。花粉症には、新型コロナウイルス感染症と似ている症状もあるため、特に電車の中などで肩身の狭い思いをする可能性がある。



■視線がつらい

新型コロナウイルス感染症流行が始まった頃から、ぜんそく患者や花粉症を持つ人達が「電車に乗るのを諦めた」や「視線がつらくて針のむしろ」という声をあげるようになった。

昨年2月には福岡市営地下鉄で、「咳をしているのにマスクをしていない人がいる」という理由で非常ボタンが押された。また、首都圏の鉄道でも「車内換気警察」が自主的に登場し、SNS上では「冬はほんと勘弁して」といった投稿がみられる。


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■年間約2万個販売

そんな中で川崎市の雑貨店「エピリリ」は、かわいいウサギや女の子の柄が入った「花粉症です」・「ぜんそくです」文字入りバッジを発売中だ。昨年の1月から発売を開始し、年間トータル約2万個販売と大ヒット。

缶バッチ
(写真提供:エピリリ)

店代表の牧野氏は、「友人のぜんそく症状がひどくて、人混みで咳き込むと肩身の狭い思いをしていた。その手助けになればと思ったことが発売のキッカケ」と話す。


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■安心感が得られる

多いときには、一日に200個の注文も入ることがあり、缶バッジとしては異例のロングヒットとなっている。現在は楽天市場を中心に通販サイトでも販売中で、基本料金は1個550円(税込)から。

缶バッチ
(写真提供:エピリリ)

高齢者からの注文も多く入っており、購入者からは「バッジをつけていることで、安心感が得られる」といった声が寄せられているそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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