美人は「少年漫画」がお好き? 人生に影響を与えた作品を美女2名がガチトーク

自身の人生に影響を与えた「存在」というものは、誰しも少なからず心当たりがあるもの。美女たちの人生に影響を与えた「創作作品」について話を聞いてみると…。

2021/03/27 17:00


 

■全ての「中二病」患者に捧ぐ

最後に奈々ちゃんが紹介してくれたのは、日本が誇るダウナー文豪・太宰治の『正義と微笑』なる短編。こちらの作品は、高校受験に失敗した中学生男子の日記調の話で、とにかく等身大な描写が共感できるという。

「10代の頃に自分でも日記を書いていた人なんかには、特に共感してもらえそうな作品だと思いますね」「今でいう、中二病ちっくな要素もある日記だと思います(笑)」ともコメント。

小説

太宰治と聞くと「『人間失格』を書いた人」というイメージを抱く人も多いと思うが、奈々ちゃんは『正義と微笑』を読んで、一般的に「暗い」と評される太宰作とは異なる印象を抱いたようだ。

「見栄を張ったり窮屈に生きないためのヒントが隠されていると思います」「自分には自分のキャパシティがあって、肩の力を抜くことの大切さを教えてもらった気がします」と、同著に温かい視線を送っていた。


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■「新卒時代の自分を救ってくれた」一冊

そして、このみちゃんが最後に手にしたのは『週刊少年ジャンプ』にて連載中で、稲垣理一郎氏の原作による漫画『Dr.Stone』である。人類が突如謎の石化現象にあってしまい…とのっけからSF展開バリバリの同作だが、作品の根幹にあるのは「科学」の2文字で、一度読めば「かがくのちからってすげー!」と叫んでしまうだろう。

主人公・石神千空をはじめとする登場人物たちが、科学にかける情熱や矜恃を見せる数々のシーンはまさに必見。人類が長きに渡って研鑽し、後世に伝えてきた知識と、その背景にある血の滲むような努力を感じ取り、思わず胸にグッときてしまうはずだ。

漫画

『ジョジョの奇妙な冒険』とはまた異なるベクトルでの「人間讃歌」漫画といえるが、このみちゃんは『Dr.Stone』を「漫画」でなく、「高度なビジネス本」として感じているそう。

「私が社会人なりたての頃、たくさんの人からビジネス本を頂いたんですけど、どれも『期限を決める』『ロードマップを作成する』『完璧でなく8割を目指す』ことの大切さが書かれていたんですね」「で、いざ『Dr.Stone』を読んでみると、作中でこの三要素がかなり大切に描かれていることが分かるんですよ…!(笑)」と興奮気味に語るこのみちゃん。

2019年の「ノーベル物理学賞」の解説講座を受講した際、講師が『Dr.Stone』の名前を挙げたのが切っ掛けで、同作を読むようになったのだとか。

吉永このみ

また、このみちゃんは「完璧じゃなくて良い、8割の完成度でも良い、というのは頭で理解できていても『本当にこれで良いのかな…』と不安になってしまう自分もどこかにいたんですよね」「でも『Dr.Stone』を読んで頂ければ分かると思うのですが…ああ、完璧じゃなくても良いんだと、安心できるシーンがあるんです」ともコメントしている。

どうやら入社したての頃に「8割の完成度」でこなした仕事に対する負い目や引け目が、数年経過しても心のどこかにあったよう。そんなしがらみを解いてくれたのが『Dr.Stone』というワケだ。

約2時間におよぶ対談で美女2名が展開してくれたガチトーク。興味を感じた作品がある人は、迷わず手にとってみてほしい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力/八木奈々吉永このみ

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