コロナ禍で深刻化するDV 実際に弁護士のもとに寄せられた相談内容は…

パートナーから少しでも「DVを受けている」と感じたら、どうすればいい…? 実際に弁護士に寄せられた相談内容や、取るべき行動などを弁護士が解説。

2021/05/05 18:40

カモミール
(Happycity21/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

仕事がテレワークに切り替わり、家庭で過ごす時間が増えているいま、パートナー間でのDV増加は深刻な問題になっています。少しでも「DVを受けている」と感じた場合には、どうしたら良いのでしょうか…。



 

■DVの程度が深刻化している

弁護士・齋藤健博先生

コロナ禍では、警察へのDVの相談件数が過去最多という報道もありました。実際、弁護士に寄せられるDVに関連した相談は増えているのでしょうか。齋藤健博弁護士によると…

齋藤弁護士:DV自体の相談が目に見えて増えたというより、DVの程度が深刻化していると考えています。DV自体はもともと夫婦間でなくても許されない行為ではありますが、たとえば一緒にいる時間が長期化するにつれ、そもそも険悪だった夫婦関係を超えて、ちょっとしたことから小競り合いになりやすいようです。


最近相談を受けた件では、旦那側が短気で、リモートワーク中に子供が泣いていると怒鳴ってしまったり、物を投げたりすることがきっかけとなり、別居をしたくても別居する先がなくて困っていたところ、ついに怒鳴りあいになってしまって児童相談所が来てしまった相談がありました。このような相談は増えていると思います。



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■精神的DV、モラハラの相談も…

具体的に、どのような相談が増えているのでしょうか。

齋藤弁護士:ある相談では、離婚の話し合いをしませんか、と持ち出したところ、急に旦那さんが出て行ってしまった、その次の日に義理の両親を連れてきて三対一で説教をされ、妻のあるべき姿を何時間も語られたとのことです。


これはもちろん暴力などは伴っているとはいえないのでしょうが、やり方としては精神的なDVに近いのだと思います。



■勇気を出して警察に相談を

パートナーから、少しでも「DVをされている」と感じた場合は、どのような対応をすれば良いのでしょうか。

齋藤弁護士:少しでも暴力があれば、勇気を出して警察を呼ぶなどの対応もありえます。ただし、児童相談所などの目もあるので、躊躇してしまう人はいるのですが、それでも相談しておくことには意味があると思います。


警察に相談をして、実際に被害届を出して捜査をしてもらうなどではなくても、相談簿と言って、警察側の記録には残ります。後々のために、いったん第三者に相談をして身の安全を確保しておくことは重要です。


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(企画・文/しらべぇ編集部・齋藤 健博

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