尾木ママ、コロナ禍で拡がる教育格差に苦言 「不安や不満が噴き出すのも当然」

「よくもわるくもバラバラ」だと拡がる教育格差に苦言を呈しつつ「わが子はできうる限り家庭で守っていきたいですね」と呼びかけた。

2021/05/10 09:40

尾木ママ・尾木直樹
(写真提供:JP News)

10日、“尾木ママ”の愛称で親しまれている教育評論家の尾木直樹氏がAmebaブログを更新し、コロナ禍における教育格差の拡大について持論を展開した。



 

■格差拡大一方の公私・地域・学校間

この日、尾木ママは「格差拡大一方の公私・地域・学校間」と題してブログを更新。

「公立でも何もしないような学校があったり」「私立でもオンライン授業しない学校があったり」「地域によって、或いは学校によりバラバラ」と、地域や学校による対応の差があることを指摘した。

さらに、コロナ感染が始まって1年半も経つと国家間の格差も拡大していると述べ、「日本のワクチン接種状況は世界では119番目とか」「ワクチン後進国の中での議論や施策なんですからみなさんから不安や不満が噴き出すのも当然でしょう」と憤る。


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■「子供たち元気に学校に行ってますか」

尾木ママは、「これらは、つまるところそれぞれのトップの力量差、市民力の差でもありますから如何ともし難いのかもしれないです」と、ここまでの格差拡大に嘆きつつ、「わが子は出来うる限り家庭で守っていきたいですね」と呼びかけ。

最後は「よくもわるくもバラバラ」な教育現場の現状に苦言を呈し、「子供たち元気に学校に行ってますか?」と、子供たちの日常を心配するコメントでブログを締めくくっている。


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■私学への情報共有や指導も必要

この前日のブログで、尾木ママは、変異株による学校や保育園、幼稚園でのクラスター発生について触れている。

中でも、私立学校は通学範囲が広いにも関わらず、文科省の権限がないため、指導やアドバイスもなく「まるで平常」の状態で過ごしていると言い、「ここは例外的に私学へも情報を流したり、相談にのれる体制整えて欲しいものです」と声をあげた。

長引くコロナ禍において、教育格差の拡大や変異株によるクラスターなど、子供を取り巻く環境への心配は尽きない。1日も早く、安心して過ごせる日が来ることを願うばかりだ。

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(文/しらべぇ編集部・蒼羽 結

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