高校中退してわずか23歳で人気パティシエになった女性　激動の人生を追った

 

■お互いをリスペクト

フランスで働いた場所は、小さな田舎街のパン店。そこで見た風景は、スタッフ同士お互いをリスペクトしあい、自由に意見をいいあえる環境だった。日本ではオーナーパティシエの言うことが、100％絶対だったため衝撃を受けたという。

帰国後は、フリーランスとして活動し、結婚式会場や新しい店のプロデュースにも携わった。このとき、日本テレビ系『満天 青空レストラン』への出演も果たした。その後、フランスに再度渡ることが決まっていたが、新型コロナの影響から断念。

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■オープンから行列ができる人気店に

2020年5月には、フリーランス時代に使っていたラボを改装し、自身の店をオープン。弟さんを中心に、友人・知人・後輩たちが必死に手伝ってくれた。結果オープンから行列ができる人気店に。

現在は週3回の限定営業で、午後0時オープンだが午後3時ごろには商品がすべて売り切れてしまうこともある。オープン日の前日朝から仕込みをし、1～2時間しか寝られずに開店を迎えることもあるそうだ。

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■今月から専門学校の特別講師に

今月からは、製菓専門学校の特別講師を務めることになり、6日に初めて教壇に立った。17歳ぐらいの夢を持つ生徒さんのキラキラとしたまなざしが印象的だったという。

最後に「30代になったら、自分の会社を経営し夢を持つ後進を幸せにできるように、自分自身をもっと成長させていきたい」と述べた。

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（取材・文／しらべぇ編集部・Sirabee編集部）