友人に貸した本、返却時に何やら異変が… 粋なアイデアに「こんな友達が欲しい!」

面白い本に出会うと、知人にも布教したくなってしまうもの。ツイッター上では現在、ユニークすぎる「本の返し方」が注目を集めている。

2021/06/03 12:00


 

■帯をつける「ルール」と合致するように…

現在、大学4年生のsora.Fさんは「借りた本で楽しませてもらったので『私もお返しとして相手に楽しんでもらいたい。独自の方法で感謝を伝えたい』と思ったことが、今回の帯を作った切っ掛けです」と振り返る。

本の帯
(画像提供:sora.Fさん)

販売促進のための帯を感想文としてパロディ化するというアイデアが既に面白いのだが、ジャンル問わず「自分が面白い」と思った本にはこちらの帯をつけて返却しているという。

「どんな本にも使いやすいように汎用性の高い表現を使っております」というコメントも見られ、じつに細かい部分まで考え抜かれたデザインであることがうかがえる。


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■『大阪』に帯がついたワケ

続いては、今回帯をつけて返却した『大阪』の感想について尋ねてみた。

大阪で生まれ育った柴崎氏と、学生時代に大阪にやってきた岸氏の両名が、異なる視点から大阪という街を描いた内容を受け「大阪という街のリアルな空気感が伝わってきた」とsora.Fさんは語る。読者である自身が「過去に経験してきた大阪の記憶」が鮮やかに蘇ってきたことに感動し、帯をつける判定を下したのだそうだ。

ちなみにこちらの「帯」ツイートに関しては、『大阪』を出版する「河出書房新社」が喜びのコメントを寄せているほか、なぜか「シャープ」公式アカウントも猛烈に共感しており、各界から注目を集めていることが分かる。

なおツイッターのフォロワー数が1.8万人のsora.Fさんだが、本の帯を見ると「TikTok フォロワー4人 福山空氏 大絶賛!」とのことで、明らかにTikTokのフォロワー数が少ない。

こちらについて念のため確認したところ、「(TikTokでは)何も発信しておらず、普通に4です」「むしろこの4人がアカウントに辿り着いた経緯を知りたいくらいです」とカミングアウト。「今後はTikTokにも力を入れていかなければと感じております」と、熱い向上心を見せた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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