授業中に先生から注意を受け… 約3割の人が学生時代に受けた“罰”

50代~60代の男性ではおよそ2人に1人が経験していた、懐かしい指導。しかし、時と場合によっては体罰になってしまう可能性もあるという。

2021/08/06 05:30


 

■場合によっては「体罰」になる可能性

弁護士・齋藤健博先生

反省を促すために生徒・児童を廊下に立たせるという指導について、齋藤健博弁護士は「時と場合によりますが、体罰と考えて良いと思っています」と話す。

「かつて殴るなどの行為が横行していたところ、これを今行うと確実に体罰扱いされるのと同様に、不必要に廊下に立ちっぱなしにしておくのは、ある意味で子を道具と考えているように思われます」と齋藤弁護士。


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■慎重に受け止めるべき問題

子供たちを取り巻く環境について、齋藤弁護士は「子供は適切な教育を受けに行っているのであって、不合理な体罰などを受けに行っているのではありません」と強調。

「私個人は、正当な理由があっても、廊下に立ちっぱなしにして他の生徒と同様の教育を受けさせない行為には反論されて然るべきだと思っています」と指摘している。

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(取材・文/しらべぇ編集部・越野 真由香 取材協力/齋藤健博弁護士)

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