小田原海岸に全長約15mマッコウクジラの死骸が漂着 この後どうするのか聞いた

「箱根町にある神奈川県立地球博物館の学芸員が、現地で種類や死因などを調査している」と神奈川県。

2021/09/13 17:45

座礁鯨

マッコウクジラは最大の肉食動物(ハクジラ類)で、クジラの仲間では4番目に大きい種類。オスのマッコウクジラは体長15~20メートルに成長し、体重は40~60トンに達する。

また、オスのマッコウクジラの場合、誕生後8~12年間は家族の群れとともに熱帯の海で過ごす。そんなマッコウクジラが、神奈川県小田原市前川海岸に漂着した。


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■現地では腐敗臭

実物を13日午後1時頃目撃した、かながわ海岸美化財団の担当者はしらべぇ編集部の取材に対して「現地では腐敗臭が漂っていた」と話す。SNS上にも「相当臭い」といった投稿が相次いでいる。

海岸管理者の神奈川県小田原土木センターは、「警察から午前6時半に漂着の連絡を受けた。その後箱根町にある神奈川県立地球博物館の学芸員が、現地で種類や死因などを調査した。施設が本日休館日のため、明日以降に詳細な報告を受ける予定」と話す。

【画像】マッコウクジラが漂着した現場の様子


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■沖で死亡か

今回クジラが海岸に漂着した理由については、「腐敗臭がすることから沖で死亡し、沿岸流に乗って海岸に漂着したと考えられる」と語る。では、今後このクジラはどうなっていくのか。

水産庁は「鯨類座礁対策マニュアル」を作成し、2012年に改訂。省令にもとづき、具体的対処方法が記載されている。

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