近所のおじいさんをカッコよくコーディネート 地元の若者が立ち上がる

「カッコ良すぎる」おじいさんの写真が話題。プロデュースしたのは近所のジーンズブランド代表だった。

2022/02/01 20:00


 

■おじいさんファーストのコンセプトで撮影

今回、快く取材に応じてくれたぎおんさん。まず、おじいさんをコーディネートする際に気をつけたことについて聞いてみた。

「今回は88歳のおじいさんという事もあり表情や肌のトーンを活かしたいと考えました。全体が明るくなる合わせ方のほうが、より魅力を引き立てるのではないかと思い、ベージュのコートとブルーのスカーフを使いました」とのこと。またスカジャンは「尖ったカッコ良さを出すイメージで年齢を重ねたからこそ出せる迫力を最大限に引き出せるように意識しました」と話してくれた。

次にジーンズブランドの代表としてジーンズを使用しなかった点については「おじいさんの魅力が最も伝わる服である事、おじいさん自身の気分が上がり活力が湧くような写真にする事」を大切にしたと話し、「(自社ブランドのジーンズを使う事は)おじいさん自身の魅力を制限する事につながると思います。全ての枠を取っ払った上で最も魅力が伝わる服を選んだつもりです」と、思いを語ってくれた。

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■SNSの反応に「やってみてよかったな」

そしてツイートが大反響を呼んだ点については「びっくりしているのが一番」と話し、「皆さんから『元気をもらった! こんな風に自分も歳をとりたい』といった好意的な反応を頂き、やってみてよかったなと心から思いました」と心情を語ってくれた。

ぎおんさんは今後、このような高齢者向けの活動は「未定」と話していたが、「各人が持つそれぞれの個性や魅力を最大限に伝えたいという気持ちはあるので、そのうちまた何かするかも」と期待をもたせる内容を口にしていた。

ジーンズブランド代表という枠を超え、「様々な人にファッションを楽しんでもらいたい」という熱い思いで活動するぎおんさん。その活動は疲弊しきった地方の高齢者に一筋の光を与えたのかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

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