娘の色鉛筆に浮かび上がる顔 遊び心満載の作品に「最高」「羨ましい」と絶賛
わずか数センチの細い色鉛筆に彫刻で掘られたものとは…?娘も大喜びのクオリティーに絶賛の声が広がっている。
2022/04/04 11:50
■お地蔵さんにしたのは理由は…?
話題になった動画について投稿者に話を聞いたところ、色鉛筆に彫刻をした理由は「4年前に長男の色鉛筆に大黒さまを彫ったのがきっかけです。単純に驚かせてやろうという気持ちと、特別なものにしてやりたいという思い、そして父親の仕事を身近に感じてもらいたいという想いがありました」と明かしている。また、「お地蔵様にしたのは子供の守り仏だからです」と子供を想う素敵な理由も…。
娘には、お地蔵様の色鉛筆を今朝お披露目したらしく「めちゃめちゃ喜んでもらえました! 子育てに正解はないと思っていますが、自分なりの愛情表現で大切に育てていってあげたいと思います」とコメント。小さい頃からお地蔵様に馴染みのある娘はいい反応をしてくれたようだ。
娘が保育園で使う色鉛筆。
名前を入れるところ削っておいてといわれるとイタズラ心がムズムズと…。
ひっくり返すとお地蔵さん🤭
彫刻家を父に持つとこうなるんだよ😌 pic.twitter.com/cU6PxbOyR0— 京仏師 宮本我休 (@Gakyu_Miyamoto) April 2, 2022
関連記事:ちょっとグロテスクなナマズの絵が話題 作者はおなじみの「あの人」だった
■色鉛筆を通して知ってもらいたい「仕事」
このツイートは多くの人から反響を呼んでいるが、賛否両論あったようで「いろいろとご意見が飛び交ってますが、長男への『イタズラで削られた』というのは誤ってのことであり、その後もう一度彫って欲しいとせがまれたのですが、忙しくて叶えてやれなかった、という経緯があります。長男が嫌がっていた、という誤解を生じないように伝わればいいなと思います」と説明。
「怖い」「嫌がるかも…」といった声もあったようだが、小さい頃から父親の仕事をそばで見てきた家族。仏師という仕事を含め、遊び心満載な父親を誇りに思ってくれることだろう。
今回取材を受け入れてくれた京仏師 宮本我休さんは、ツイッター(@Gakyu_Miyamoto)やホームページでもたくさんの仏像や仏具、木彫刻作品を披露している。まるで魂が宿っているような魅力的な作品ばかりのため、一度覗いてみてはいかがだろうか。
・合わせて読みたい→これから料理できそう ヌルッとした質感まで再現したイカの立体写実画が話題
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)