大学生のイッキ飲みとコール文化が消えた…? 女子大生に聞いた「飲み会事情」

「飲み足りないから持ってるの?」。大学生の間でおなじみのコールに「異変」が起きていて…。

2022/05/28 03:30


 

■飲酒による事故は起きている

大学やサークルによって雰囲気も異なるため、一概には言い切れないが、コロナ禍で大人数の飲み会が減ったことで、「コール文化」が薄れているのかもしれない。ただ、大学生の飲酒事故がなくなったわけではない。

イッキ飲み防止連絡協議会 事務局の今成知美(ともみ)さんが警鐘を鳴らす。「20年、21年と大学生の飲酒運転による死亡事故が起きています。カラオケにお酒を持ち込んで飲み会をしたり、離島に合宿に行って飲酒した後に運転して事故が起きたケースがあります。規制が厳しかった時期でも、こうした事故は起きているんです。また、Tik Tokにアップされた飲み会のコールを紹介する動画や有名なユーチューバーがすごろくをしながら強いお酒を飲む動画が高い再生数を記録しているので、安心はできません」(今成さん)。


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■「夏と秋が要注意」

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除され、全国の大学で対面授業が再開し、サークル活動も始まった。前出の今成さんは、これからの時期に注意が必要だと指摘する。

「今まで飲めなかったうっぷんを晴らそうと、過度な飲酒をしてしまうリスクがあります。11年の東日本大震災の年も自粛ムードで大学生の飲み会が減少していましたが、翌年救急搬送される事故が急激に増えました。お酒の場での死亡事故は、飲ませる側も殺そうと思って飲ませているのではなく、おもしろおかしくノリで飲ませることで起こります。特に、サークルの合宿がある夏場と学園祭の打ち上げが行われることが多い秋は注意が必要です」(前出・今成さん)。

キャンパスライフを満喫できるようになり、解放的な気分になるかもしれないが、お酒の場では注意が必要だ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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