地方を襲う過疎化の現実 「テナント募集中だらけ」の釧路が教える街の行く末

訪問先の釧路で目の当たりにした地方の過疎化。日本が直面した地域格差に不安を覚えた投稿者を直撃。

2022/06/06 18:50


 

■駅の反対側には倒れかけの建物まで

今回、快く取材に応じてくれたりーべさんに話を聞いた。

ツイッターのタイムラインを見ると北海道旅行をしている様子のりーべさん。空想地図制作のフィールドワークを行なっているのかと思い、聞いてみると…。「空想地図のフィールドワークという目的と、卒業論文の現地調査も兼ねています」と回答。旅行というよりは実地調査といった方が近い雰囲気になっている様だ。

釧路

今はどの地方都市も衰退の一途を辿っているが、釧路の街も同様なのかと話を向けると「たしかにどの地方都市においても駅前が空洞化している様子は見受けられ、特に太平洋ベルトを外れた地域は過疎化が顕著です。しかしビル1棟まるごと廃墟というものがあったり、ビルがスカスカで、土地は空き地だらけという状況はあまり見ない気がします。

また、釧路駅北口にも行きましたが、倒れかけている建物が数え切れないぐらいあり、ショックを受けました」と話してくれた。

昨今、コロナ禍によるテレワークの拡充で移住が増えていて、地方経済の活性化が期待されている。しかし、現状はまだまだ道半ばであり、我々は厳しい現実を思い知る良い機会になったのではないだろうか。


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■街の空気が伝わってくる写真

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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部

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