「ゴーカート集団」、秋葉原・渋谷で復活していた　街で遭遇した光景に目を疑う…

かつて、人気ゲームキャラクターのコスチュームに身を包んだ集団が東京・秋葉原や渋谷などの公道をゴーカートで走行していた。コロナ以降、その光景を目にしなくなったが、最近「ゴーカート集団」がひそかに復活していて…。

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■「マリカー騒動」でも話題に

公道をゴーカートで走るサービスは、2015年頃から観光客向け用アクティビティとして流行した。中でも、任天堂の人気ゲーム「マリオカート」風のコスプレをした外国人集団が東京の公道を走る姿は、SNSでも度々話題に。

ただ、マリカーに酷似したゴーカート事業を行っていた会社は2017年、”本家”任天堂のキャラクター画像や映像を許諾なしに宣伝・営業に利用した「不正競争行為」にあたるとして提訴された。20年に任天堂が勝訴し、運営会社側には5,000万円の賠償金を支払う判決が下される結果に。

敗訴したことに加え、コロナ禍で外国人観光客が激減したのが痛手となったのか、その後公道を走るゴーカート集団は姿を消した。

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■秋葉原、渋谷で復活…？

昨年5月、Sirabee編集部は、前出の運営会社が公式ホームページはあるものの、秋葉原や渋谷の店舗から看板がなくなり、電話もつながらず、”閉業”状態にあることを報じている。ゴーカートはなくなった──。

そう思っていたのだが、昨年の秋頃からネット上で「秋葉原でゴーカートが走ってた」という目撃情報があがり始めたのだ。また、12月下旬、渋谷で取材をしていた別の記者からも「ゴーカート集団を見た」という連絡を受けた。

ここ1～2年で、外国人観光客が再び日本を訪れるようになった。もしや、「マリカー騒動」で話題になったあの会社が”復活”したのだろうか。真相を確かめるため、秋葉原に向かった。

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■秋葉原に行ってみると…

「マリカー騒動」の会社が運営していた秋葉原の店舗を訪れたが、昨春同様、シャッターが下ろされて営業している気配はない。

だが、そこから少し離れた秋葉原の大通りを歩いていると、ゴーカートに乗って3～4人で公道を走る外国人集団を発見。しばらく様子を見ていると、彼らは公道を走った後、秋葉原のあるビルの地下に入っていった。

彼らの後を追うと、「アキバカート」という店舗に到着。公式サイトによれば、同店は2012年にオープンし、現在も営業を続けているという。