「最強寒波」大雪・暴風雪に警戒、太平洋側も広く雪に 水道管凍結にも注意

5年~10年に一度クラスの寒波がすぐそこに迫ってきた。影響や対策を気象予報士が解説。

2023/01/23 21:55

気象予報士・千種ゆり子

5年~10年に一度クラスの寒波の影響で、国交省・気象庁は大雪が予想されるエリアでの不要不急の外出を控えるように呼びかけました。全国的に大雪、吹雪、寒さに警戒が必要で、近畿や関東など太平洋側でも広く雪が降る予想です。最新の見解を気象予報士の千種ゆり子が解説します。


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■寒気の強さ 関東では観測史上1位の可能性も

1日前のこのタイミングになっても、5年~10年に一度レベルの強さ予想が続いています。特に、関東上空1,500m付近で約−15℃という強さが予想されていて、これが記録されれば観測史上1位となります(観測開始は1957年、茨城県つくば市)。

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■大雪、吹雪、低温、強い北風に警戒

ここまで寒気が強いと、ありとあらゆることに警戒が必要になってきます。具体的には、大雪、吹雪、低温、強い北風です。大雪警報が出される可能性がある地域は、太平洋側にまで広がっています。

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暴風雪・暴風についても、広く警報が発表される可能性があります。日本海側や北日本で、吹雪に警戒が必要です。

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■寒さの底は24日~26日

24日から一気に寒くなり、26日までが寒さの底となりそうです。東京でもー3℃まで下がる予想になっています。東京都心で−4.0℃まで下がった2018年1月下旬には、都内でも水道管凍結が相次ぎました。

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水道管凍結は、−4℃以下がとくに注意と言われています。一軒家を中心に、屋外で水道の配管が出ている部分や水道メーターをタオル・保温材で覆う対策があります。凍結に備えて水を組み置きしておくと安心かもしれません。福岡や熊本などの九州や、大阪にも雪マークがついており、太平洋側でも積雪に注意が必要です。


■日本海側で大雪&吹雪 近畿・東海の太平洋側にも雪雲

24日は日本海側を中心に大雪となりそうです。急な積雪増加や吹雪で立ち往生が発生するおそれがあり、国土交通省と気象庁は不要不急の外出を控えるように呼びかけました。

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24日昼以降は、近畿や東海など太平洋側にまで雪雲が流れ込みます。風も強まるため、吹雪で見通しが悪くなるところもありそうです。

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■関東平野部 23日だけでなく24日にも再び雪の可能性

23日午前は、東京23区で雪が混じったところがあったようです。関東沖にできた小さな低気圧により弱い降水域がかかり、雪として降った形です。

じつは、23日だけでなく24日も、関東平野部で雪が降るのではないかとみられています。というのも、日本海側で大雪になる時は太平洋側は晴れるというのが通常のパターンなのですが、今回は寒気が強すぎるため、太平洋側でも雲が発生するのです。

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気象庁の予報では雲が多めの予想ですが、降水確率が30~50%の時間帯もあり、いつどこで雪が降ってもおかしくありません。風も加わるので、24日の夜は本当に寒く感じると思います。コンピューターも、関東平野部で一時的な雪を予想しています。

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関東平野部で雪といえば「南岸低気圧型」が有名ですが、今回は「上空寒気型」の降り方といえます。

上空寒気型で降る時は、局地的、かつ一気に雪が強まるのが特徴。局地的に雪がうっすら積もると、車などで移動の際、思いがけず雪に出くわす可能性もあります。いずれにせよ路面凍結する可能性もあるわけですから、スタッドレスタイヤを履いておくのが安心だと思います。

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(取材・文/千種ゆり子

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