「そんなこと言ってたの?」 起きてから聞かされ笑ってしまった人は約3割
無防備に口にする言葉だからこそ、そこには深層心理が隠されているかもしれない…。
いったいどんな夢を見ているのか、ツッコミどころ満載の面白い寝言。眠っている本人は至って真面目に口にしているというのが、さらなる笑いを誘うのかもしれない。
■自分の寝言に笑ってしまった
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で34.0%の人が「自分の寝言の内容を聞かされて笑ってしまったことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は35.3%、女性は32.9%という結果になっている。
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■誰かを飛ばそうとしていた
編集部が話しを聞いた30代の男性は、「妻によると、『飛んでみたらわかるから』『大丈夫、ちょっとだけだから』と繰り返し言っていたそうで…」と述べた。
実際にそんなシチュエーションに遭遇したこともなく、起きたときには全く記憶になかったため、いったい誰に飛べと言っていたのか検討がつかず、自分のあまりの無茶振りに笑ってしまったという。
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■臭すぎて速く走れない?
小学生の息子と一緒に寝ているという40代の女性は、「息子が『足が臭くて速く走れないんだよ!』と言うので、寝ぼけた頭の中で“遅いの間違いじゃないか?”とツッコんでしまいました」と述べた。
しかし、どうやら間違いではなかったらしく、その後も「臭すぎるでしょ」と続く寝言に、思わず吹き出してしまったという。朝起きた息子にその話しをしても全く覚えていなかったようだが、おかしな寝言に2人で笑い転げたそうだ。
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■生活の乱れやストレスが原因?
寝具メーカーの西川は、公式HPで寝言のメカニズムについて紹介している。それによると、日本人の約66%の人が1度は寝言を発しているという。
通常は眠りの浅いレム睡眠中は、脳から全身の筋肉に動かないように指示が出ているため、言葉を発することはない。しかし、何らかの原因でその状態が崩れると、夢に合わせて寝言を言ったり体を動かしたりするようになるのだそう。子供の頃の寝ぼけや寝言は、この脳のシステムが未発達だから起きやすいのだという。
大人になってからも寝言が多いという人は、もしかしたら生活習慣が乱れていたり、ストレスを抱えていたりすることで、睡眠が不安定になっているのかもしれない。同HPでは、寝言を減らし、睡眠の質を向上させるためにも、環境を整え、リラックスして穏やかな気持ちで眠りにつくよう勧めている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)