餃子文化の原点!神保町「スヰートポーズ」濡れ系しっとり餃子が最強
東京・神保町に創業60年を越える、超老舗餃子店「スヰートポーズ」がある。店主は、80年前に本場中国で本格的に餃子の技法を取得。
帰国後に日本で食堂を開き、まだ一般的に知られていなかった餃子を普及させた人物だ。今も愛され続ける餃子の秘密を探るべく、しらべぇ編集部は取材に訪れた。
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■しっとり表面が濡れている?
神保町駅より徒歩2分、11:30の開店と同時に店へ向かうと順番待ちの列が。
20分ほど並びようやく相席で席を確保し、定番の「焼餃子」(8個/500円)を注文。
この店の特徴は、この不思議なかたちにある。完全に包まれておらず左右が空き、餡が脇からのぞけるスタイルだ。
しっとりとした焼き上がりで、皮の表面が油でキラキラと濡れてみえる。輝く皮から香ばしい香りが。
箸で皮をつかむともっちりとした抵抗感を感じる。ひとくち噛じると、シンプルな味付けの餡から肉汁が流れ込んでくる。
ニンニク不使用だという味付けは優しめで、いくつでも食べられそうなほどの軽さだ。皮の歯ごたえと、絶妙な練り加減の餡はベストマッチ。
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■一番人気の天津包子はマスト!
この店いちばんの人気だという「天津包子」(てんしんぽうず)(1人前/810円)も注文することに。13時から販売開始のメニューだ。
甘い湯気が立ち込めるなか、店員さんオススメの食べ方に沿って「酢+からし」をスタンバイ。
箸で具材をチェックすると、挽き肉にシイタケ、タケノコなど歯ごたえの楽しい食材がぎっしり。
一思いに手でつかんだら、豪快にパクッ。
皮からはわずかに甘みを感じ、ふわふわな噛みごたえ。肉汁が一気に溢れるような点心ではなく、トロッとゆっくり温かい餡が口のなかに迫ってくる。
酢とカラシが、素材の魅力をますます引き立て醤油は不要。夕方には売り切れてしまうことがほとんどだという。
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■水餃子だって負けてない
店内には定番の「水餃子」(700円)も。パールのような綺麗な皮。ほどよい厚みで、見た目も味も上品だ。
ツルッとした皮のなかには、焼餃子同様にマイルドな下味をつけた餡がぎっしり。茹でたお湯も、餡の旨みをしっかりと感じて飲むと美味しかった。
焼き餃子に水餃子、天津包子にはそれぞれファンがいるようで、取材に行った際もバランスよく3種の品が並べられていた。
餃子好きは、ぜひ行ってみてほしい。
【スイートポーズ】
住所:東京都千代田区神田神保町1-13-2
営業時間:(火~金)11:30~15:00 16:30~20:00 (土)11:30~20:00
定休日:月・日(変動あり)
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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子)